第14回研究会
第14回 再生可能集積システム時限研究会
委員長 上原 稔(東洋大)
副委員長 森 秀樹(明治大)、中野 誠彦(慶應大)
日時: 平成28年10月29日(土) 13:00~17:15
会場: 慶應大学 日吉キャンパス 来往舎 小会議室
21世紀になって人類の活動が地球環境に及ぼす影響が著しく増大し、環境変動が憂慮されています。このために、特に人類が製造した人工物に関し、その再生利用や再利用を促進する技術開発が強く期待されています。ユビキタス情報社会において、ほとんどの我々の身の回りの人工物に、集積システムが組み込まれています。従って、これらのシステムの再生、再利用を図ることは、地球環境に優しいという面だけでなく、経済、政治などの面からも重要です。具体的な探求課題としては、直接的な再生、再利用の促進に関する技術開発に加え、ライフサイクル全体の省エネルギー化やコスト削減も重要な探求課題になります。このためには、アーキテクチャの根本的な改革、耐久性の低下した部品において、安心、安全な運用を確保するフォルトトレランス、セキュリティ技術の研究、製造から再生に至るライフサイクルのビジネスモデルの探求などが重要です。このように、本研究では、従来型とは大きく異なった開放的な分野による総合的なアプローチが必要です。
本時限研究専門委員会は,こうした問題意識を持ちながら,リコンフィギュラブル技術、アーキテクチャ技術、ソフトウェア工学、設計技術、システム技術、再生ビジネスモデルなどの分野の研究者の自由な交流を促進し,集積システムの再生、再利用による環境に優しいIT技術の研究に関して、研究発表および討論を行う機会を提供します。本研究会は定期的に研究会を開催することにより、関連する研究者に広く技術交換の機会を提供し、産業界と大学等の研究機関の交流の機会を増やすことにより、関連する技術の発展を図っていくことを目的とします。
次回の第14回再生可能集積システム研究会を下記要領で開催いたしますので,多数のご参加をお待ちしております.
日時: 平成28年10月29日(土) 13:00~17:15
会場: 慶應大学 日吉キャンパス 来往舎 小会議室
プログラム:
1.[一般講演] 13:00-13:25 再生エネルギーを利用する場合のボディバイアスを用いた電力最適化
天野英晴、畔上佳太、増山滉一郎、奥原颯(慶大)
2.[一般講演] 13:25-13:50 Si太陽電池のエミッタ最適化による発電効率向上のシミュレーション
杉浦隆弥、松本智、中野誠彦(慶大)
3.[一般講演] 13:50-14:15 LSIパッチクランプシステムの周波数特性評価用微小電流パルス回路
高坂太郎、久保勝弘、宮脇貴統、伊藤孝太、中野誠彦(慶大)
4.[一般講演] 14:15-14:40 太陽光発電と旧型シングルボードコンピュータを用いたエコ・ボランティアコンピューティング
山際基(山梨大)、上原稔(東洋大)
14:40-14:50 休憩
5.[招待講演] 14:50-15:50 次期メモリへの挑戦 -その限りなき実現と、応用の非常識可能性ー
中村維男(慶大)
15:50-16:00 休憩
6.[一般講演] 16:00-16:25 フォルトトレラントスモールワールドネットワーク
森秀樹、上原稔(東洋大)
7.[一般講演] 16:25-16:50 代謝計算のためのOpenFlowメッシュ
上原稔(東洋大)、山際基(山梨大)
8.[一般講演] 16:50-17:15 Amazon EC2におけるLXCに基づく教育クラウドの性能評価
上原稔(東洋大)
[専門委員会] 17:15-18:00
[懇親会] 18:00-20:00 協生館HUB ¥3,600円
[問合先]
上原 稔(東洋大)e-mail:uehara@toyo.jp
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