自治会長視察研修会

投稿日: 2017/06/29 1:28:16

6月16日(金)~17日(土)にかけて、自治会長の視察研修会を実施しました。

澁谷会計からの報告を下記記載いたします。

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当日は、早朝の出発でしたが22名の参加をいただきありがとうございました。

午後1時30分より震災遺構 仙台市立荒浜小学校を訪れ、20011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、地域住民ら320人が避難し、2階まで津波が押し寄せた荒巻小学校。

被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真展示等により、来館者に津波の威力や脅威を実感していただき、防災・減災の意識を高める場とすることを目的とした荒浜小学校を視察致しました。

新浜(しんはま)津波避難タワーの見学した後、同施設内会議室にて地元町内会との意見交換をしました。

意見交換内容

高砂地区町内会連合会長 平山様より地域の特徴、被災時のお話がありました。

新浜地区は震災前148世帯が暮らしていた。兼業農家が多く震災で地区一帯を津波が襲い、住民の一割強に当たる58名が犠牲となりました。

平山会長は、大きな揺れの後、車を走らせて海岸沿いに住む住民に避難をするように必死に呼びかけたといいます。

「海から約1キロ離れているので、ここまで津波は来ないだろうと避難しない人もいた」と無念そうに振りかえり。

「後の世代の人達がモニュメントを見れば、ここは津波が来るから早く逃げた方がいいと思ってくれるはず」と話していました。

6年余り過ぎ新浜地区には、67世帯か暮らしています。復興は、道半ばだがモニュメントの碑文にある「ここより新たに一歩を踏み出す」との言葉を胸に平山会長はまちづくりに奔走しています。

平山会長のお話を聞き、熱いものがこみあげてきました。

※ 今回の視察研修で大野中地区自治会連合会の課題の目標が理解できたと思います。

1. 自分たちの町は自分たちで守る。

2. ライフラインを更に重要視する。

3. 防災訓練の参加者増(目標として各自治会の8割程度)

※ 今回の研修で感じた事

1 人を救えるのは人しかいない。したがって、常に訓練が必要である。

2 相模原市・大野中地区で防災マニァルは作成しているが、マニュアルの想定を超えるところが出てくる。その時は、マニュアルを打破して対応することが必要である。

3 災害が起きた際は、当然支援をするが、「自分たちで無理なことやできないことはしない」ということが大切である。

4 人を救えるのは人しかいない。従って、常に防災訓練が必要である。

5 避難所運営を成功させるには、リーダーが大事である。なるべく地域を塾知して「空気が読める人」がリーダーとなるべきである。

仙台市宮城野区まちづくり推進課・高砂地区町内会連合会様大変お世話になりました。

今回の視察研修で災害について再認識し、気持ちを新たにしました。


以上