Ver.2011-04-05

これまで MML に準拠した形を模索してきました。しかし実用的に使われるためには、もっと簡素化する必要があります。このバージョンでは、さらに簡素化するため MML への準拠にこだわらない形を考えてみました。

このバージョンの基本的考え

  1. ポータビリティーと柔軟性シンプルで色々な要望に柔軟に応えられることを大きな目的とします。

  2. JSON 形式を使うJSON を採用したのは「シンプルかつオブジェクトを記述できる」「XML より冗長度がずっと少ない」という理由です(JSON を XML へコンバートするのは極めて容易)。最もシンプルなもののひとつに CSV がありますが、さすがにシンプル過ぎて、オブジェクトを表現できません。

  3. タグは MML に準拠しない:簡素化のため、もっとシンプルなタグを採用(同時に MML へのコンバートについても考えていきたい)。異なるシステム間でのデータ交換に最低限必要なことは「機械的に解析が容易」なこと。タグ自体は最低限「人間が目で見て、それが何であるか判断できる」こと(疑問があれば相手に尋ねれば良い。尋ねるのは初回のみで後はシステムが覚えてしまう)。以上さえ達成されていれば、あとはデータ・マッピングしてしまえば良い。人間の世界では異言語同士の意思疎通に共通言語を習得していなくても「翻訳」で何とかなる。

  4. 構造化と断片化:基本的には「ある受診者データの塊を他のシステムへ渡す」のが目的ですが、用途によっては「部分的データだけの受け渡し」も可能とします。このようなことから 箇条書きのような無構造の書き方も可とします。