変化の無いメモを別フォルダへ

変化の無いメモとは

時間が経過するに従い、一時フォルダ内のカテゴリーフォルダの中に、長期間変化も無いまま居座っているものが出てくるだろう。数ヶ月間、その中にあるファイルが増減したことも、編集されたこともない。それどころかほとんど参照すらしていないようなフォルダである。

かつて、眼前にある問題を解消しようとして、そこにまとめられているメモを作ったかもしれない。だが、状況の変化によって、実際にはその問題を解決してしまったわけではなくても、当面は問題にしなくてもよくなることがある。そのような場合、このような形でフォルダが取り残されてしまうわけだ。

そのようなフォルダを、一時フォルダ内にずっと置いておくのは鬱陶しい。現在の問題意識から外れたフォルダが存在することは、思考のノイズになるからである。一時フォルダには、今取り組んでいる課題に関係するファイルとフォルダだけが存在していてほしいのだ。しかし、だからといってそれをゴミ箱フォルダに捨ててしまうわけにもいかない。特にその問題意識が解決したというわけではないので、後々必要になるかもしれないからである。

やり方

これを解決するため、新たにフォルダ(ここではデータフォルダと呼ぶ)を作成する。

そして、一時フォルダ内でほとんど変化の無くなったメモファイルは、フォルダごとデータフォルダに移動する。

こうすることで、一時フォルダ内に使っていないフォルダがあって気が散る、ということも無くなるわけだ。

データフォルダについて

一時フォルダからデータフォルダに移動する際は、内容が似通ったフォルダを一つのフォルダにまとめてしまう。細かい区分は後々無意味になるからだ。一時フォルダでは、同じタイトルのカテゴリーフォルダがいくつも並んでいて問題なかった。今、取り組んでいる課題であれば、細かな区別をしていたとしてもそれを把握できるからである。しかし、データフォルダの場合は、その前提が違ってくるのである。

また、それゆえ、一時フォルダでそうであったように「フォルダ名はタイムスタンプで付けてコメントで区別する」という方式を取る必然性もない。フォルダ名自体を変更してもいいだろう。

基本的に、データフォルダ内にあるカテゴリーフォルダの扱い自体は、一時フォルダ内のものと同様でいい。タイトル表示と連動ビューで活用し、不要なメモを見つけたら適宜ゴミ箱フォルダに移動しよう。