リパライン語史

本項では、リパライン語の(現実での)歴史について掲載する。

理語前史(FRip.3~FRip.1)

現段階で遡れている理語の祖先はエタンセンス語である。成長は遅く古理語程の語彙数は無かったとされている。現在分かっている単語や文法要素などは少なく資料などは消滅しているため、どのような言語であったかは詳しくは分かっていない。しかし、再構によって以下の特徴があったとされている。

    • 名詞の格変化

    • 動詞の人称変化

    • 否定を表す単語が活用すること

    • 膠着語と孤立語の特徴を併せ持つ

I't celtem let voltekt lkh'tf *私は人工言語を喋ることができる。

古理語(FRip.1~Rip.2)

古理語(FRip.1~Rip.1)

一番最初の理語である。一代目理語、エスペルタオ語、古典理語とも呼ばれる。時制・相語尾が人称変化し、人称代名詞に格変化があった。これはエタンセンス語の影響と見られている。助動詞にも時制を現すものがあるために助動詞による時制明示はこの頃から行われていたと見られる(ただしまだ少ない)。単語に後置する格接辞はすでにあったが、それは三代目のように省略してよいものではなかった。動詞を第一位にすることによって疑問文を作るという構文があった。音韻はきちんと決まっている訳ではなかったが、資料から三代目や中理語と違い幾つかの音韻が変化していることがわかっている(独音字大編成)。

中理語(Rip.1~Rip.2)

古理語を脱した二代目理語である。レシェール語、中世理語とも呼ばれる。基本語順が大きく変わってSOVに固定された。時制・相語尾は利用上消滅し、過去のものとなりその代わりにedioll,wiollが使われるようになった。また、相については拡充が行われ三代目リパライン語の相と時制の分離の元となった。発音は、rが/ʁ/若しくは/r/の発音に変化し、yの発音は文法書上iになっているがこの時点でiV=jVになっている。古理語の疑問構文は曖昧になり、助動詞velloの設置、ただ?の文末設置と置き換わっていった。代名詞の格変化が消滅した。それまで存在した格接辞を継承して格を表すようになった。

新理語(Rip.2~)

現代理語(Rip.2~)

大幅な改訂が行われた三代目理語である。ユナ語とも呼ばれる。基本語順は解放されどの様な語順にしても良いとされたが、文頭命令化規則(shrloの脱落による)によって動詞が文頭に来ることは命令文以外ではなくなった。代名詞については中理語を引きつく体系と成ったが、基本的にSVOでかかれるために明示の必要は無いとされ、口語では明示がされなくなった。時制や相の表し方、疑問詞文なども中理語から継承されているが、vel, cel ,telの消滅や緩衝音の発現、語源の変化などから中理語とは全く異なる言語となった。