誤植訂正案

基本的に、邦書あるいは英訳の最新版について行います(ただし、私の所有して確認できる範囲で)。なお、純粋に誤植を直すのが目的ですので、計算が違う等はその範疇に入りますが、この本の観測理論はおかしいとか、エルゴード定理に関する問題とか、宇宙は定常であるとかいったそういった主張に対する議論は行いません。

2、場の古典論。

・邦書43.7式のすぐ上の式で、grad1/R×j+j×R/R^3 の+は=だと思われます。

・邦書34章の最後の方に、「クローンの法則」という間違いがあります。

・邦書§98のテトラード表現で最後の注にあるテンソルの共変微分のテトラード表現に誤植があります。第一項のA_(a)(b)(c)は(c)は微分ですので、その前に「,」が必要です。第二項は対象テンソルぽくなっていますが、おそらくdが前でaは後ろです。第三項はγのところがabcでは無く、dbcだと思われます(符号が違ったらすみません。)。

3、量子力学

・邦書141章(706P)の140.10式の上の段落の最後に「…に注目しよう。それは」とあって、なぜか以下に文がありません。それぞれの、レッジェ軌跡が整数値を取る点が離散エネルギー点に対応する(あるいは、それぞれの軌跡が一連の角運動量を持つ離散エネルギー状態の組を決定する)とか何とか書いてあったと思われます。「それは」を削除しても論理的にはおそらく問題はありません(中身の無い繰り返し等が書いてあると思われる)。

7、弾性理論

・邦書8章式8.17の下。「∂φ/∂zが分かれば、まずzについてこれらを積分し、そのあとでxおよびyについて積分すれば…」は「微分すれば」の間違いだと思われます。

・邦書§18の18.2式の左辺はdt/dlです(分母がdtになってる)。