pickleは、Samuel H. StoddardとJacob H. Stoddardが考案した、トランプを使ったトリックテイキングゲームです。
通常の52枚のトランプの他に、ジョーカー2枚を使います。
2人~5人まで遊べます。推奨は3,4人です。
各スートの強さは、
A,K,Q,J,10,9,8,7,6,5,4,3,2
です。Aが最強で2が最弱です。
ジョーカーは、10と9の間の強さになります。ジョーカーはどのスートにも属しません。
ゲームを始める前に最初のディーラー(カードを配るプレイヤー)を適当な方法できめます。
以降のディーラーは時計回りに持ち回りになります。
ディーラーはシャッフルした後、各プレイヤーに10枚ずつになるよう、時計周りに配ります。
ディラーの左隣から自分がとれるトリック数をビッドするかパスをします。最低ビッドは人数によって異なります。
・2人の場合:4
・3人の場合:3
・4人以上の場合:2
もし前のプレイヤーがビッドした場合は、それよりもひとつ多いビッドを宣言するか、パスをします。
ビッドした場合は、切り札を宣言します。ノートランプも指定できます。ただし、ジョーカーを切り札にすることは出来ません。
ビッドは1周で終了します。つまりディーラーが最後にビッドまたはパスしたらビッド終了です。全員パスした場合は、シャッフルしなおして、再度ビッドをやりなおします。
リードプレイヤーから時計回りに1枚ずつ場にだします。リードプレイヤーは好きなスートを出すことができます。
以降のプレイヤーは、リードプレイヤーが出したスートと同じスートがあったら、そのスートを出さなくてはなりません。
ない場合に限り好きなスートを出せます。
リードプレイヤーが出したスートがない場合、切り札を出すこともできますし、ジョーカーを出すことも出来ます。
切り札とジョーカー以外が出た場合は、リードプレイヤーが出したスートの中で一番強いカードを出したプレイヤーがそのトリックをとります。
切り札が出た場合は、切り札を出したプレイヤーがそのトリックをとります。
複数切り札がでた場合は、切り札の中で最も強いカードを出したプレイヤーがそのトリックをとります。
ジョーカーが出て切り札が出なかった場合、スートは無視されます。
出たカードの中で最も強いランクを出したカードを出したプレイヤーがそのトリックをとります。
もし最も強いランクが複数ある場合は、最後に出したプレイヤーがそのトリックを取ります。
切り札が出た場合は、上記のジョーカーの処理は無視されます。「切り札が出た場合」のトリックの取り方になります。
もしリードプレイヤーがジョーカーを出した場合は、好きなスートを出してかまいません、
つまりリードプレイヤーがジョーカーを出した場合に限り、メイフォローになります。
トリックを取ったプレイヤーが全てのカードをとり、次のリードプレイヤーになります。以降手札がなくなりまで(10トリック)プレイします。
10トリック終了後、得点計算します。
デクレアラーが宣言以上トリックを取った場合、宣言したトリック数x5点、
さらに余剰のトリック数ごとに加点されます。
余剰分の加点は宣言したトリック数に応じて変わります。
7トリック以下:1トリックにつき2点
8トリック:10点
9トリック:30点
10トリック:50点
もし5トリック宣言で8トリック取った場合、(5x5)+(余剰分:3X2)=31点になります。
デクレアラーが成功した場合は、他のプレイヤーは得点できません。
デクレアラーが宣言より低いトリック数しかとれなかった場合、他のプレイヤーはとったトリック数に5をかけた数が得点になります。
【得点サマリー】
いずれかのプレイヤーが300点以上にたっしたらゲーム終了になります。
もし複数に300点以上達したプレイヤーがいる場合は、より点数が高いプレイヤーの勝ちになります。
それも同点だった場合、お互い取ったカードを表にし、各カードの点数を合計します。
カードの点数;5:5点、10:10点、J:1点、Q:2点、K:3点、A:4点、ジョーカー:15点、切り札の中で最も低いカードに15点
カードの点数も同点の場合は、もう一度プレイします。
4人の場合、個人戦ではなくペア戦にすることも可能です。その場合は、ペアで何トリックとれるかをビッドすることになります。
※ルールに誤訳などお気づきの点がありましたら、
までご連絡ください。