オークションドロー(Auction Draw)(私家版)
オークションドローは、ドロー系ドミノのバリエーションゲームの1つです。
W6では2~4人まで遊べます。W9、W12を使うことでより多くの人数で遊べます。
4,5人の場合はW9、6~7人の場合はW12にすることをお勧めいたします。
8人以上はW15でもプレイ可能です。慣れないうちは目の小さいドミノで遊ばれることを強く推奨します。
・準備するもの
W6(人数によっては、W9、W12、W15にすることも可能です。)
・プレイ
チップ
ここではW6で説明します。W9、W12、W15は「バリエーション」で後述します。
ゲーム開始前に各プレイヤーに均等にチップを配ります。
プレイ時間によりますが、1人あたり30~40ぐらいが良いかと思います。
適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。以降スタートプレイヤーは時計回りで交代します。
まずは全員アンティ(場代)として3チップをポッド(場)に払います。
支払いチップ枚数は調整してもかまいません。
W6の牌をすべてシャッフルし、以下の表に応じて各プレイヤーに手札を配ります。
余った牌は裏に伏せたまま山札にします。
*本来のルール上4人の場合は、手札を6枚と記載されています。
スタートプレイヤーが手札から任意の1枚を表向きに場に出します。
以降時計周りに場に出していきます。
場に出ている牌の両端の目と同じ目を持つ牌がある場合は、必ず出さなければなりません。
複数枚ある場合は、いずれか1枚をだします。
また牌は2方向にしか伸びません。W牌がプレイされた場合は、縦に置きますがそこから新たに伸びることはありません。
ない場合は、パスをします。その上で山札から引いて、手札に加えてもかまいません。
山札から手札に加えるか、山札から引かずにパスするかは自由です。
もし全員山札から引かずパスした場合は、山札が残っていてもその時点でゲーム終了です。*1
山札から複数枚引くこともできます。ただし、1枚引くごとにポッドに1チップ払います。
また山札が残り2枚になったら、それ以上引くことはできません。
山札が残り2枚になった瞬間にオークションが始まります。
山札から手札を引いて残り2枚にしたプレイヤーの左隣から、オークションを開始します。*1
オークションに参加するか、パスをします。参加場合は最低1チップ以上を宣言する必要があります。
手持ちのチップ数を越える宣言をすることはできません。
一度パスをすると以降オークションに参加することはできません。
オークションは以下のいずれか1つの条件で終了します。
2周する。
1人を除いて全員パスをする
誰もオークションに参加することなく全員パスをする。
オークションに誰も参加せず全員パスした場合は、残り2枚の山札をゲームから除外します。
1ゲーム終了するまで、除外した牌を使うことはありません。
オークションで一番多いチップ数を宣言したプレイヤーは、ポッドにチップを支払って残り2枚の山札を手札に加えます。
オークションが終了したら、ゲームを再開します。
・ゲーム終了
以下のうちいずれか1つが起きれば、1ゲーム終了です。
いずれか1人のプレイヤーが手札がなくなった瞬間
山札がない、または除外された状態で全員パスをする
山札が残っている状態で、全員山札を引かずパスをする
一番早く手札をなくしたプレイヤーがポッドのチップを総取りします。
全員パスした場合は、手札に残った両目の合計を数え、一番低いプレイヤーがポッドのチップを総取りします。
両目の合計が一番引くプレイヤーが複数いる場合は,ポッドのチップを均等に分けます。余ったチップは次のゲームに持ち越します。
だれか1人のチップがなくなったらゲーム終了です。*1
または予め規定ラウンド(例えばスタートプレイヤー2周、3周)を決めてプレイしてもかまいません。*1
一番チップ数が多いプレイヤーの勝利です。同数は引き分けになります。
・バリエーション
・プレイのバリエーション
出せる牌があったとしても、パスまたはパスをして手札を引いてもかまいません。
それ以外は通常のルールと同じです。
・プレイ人数のマトリックス
W6、W9、W12、W15の手札の枚数を下記表にまとめました。
・補足
*1:PAGOTのサイトには載っていません。私の解釈でルールに加筆いたしました。
・参考サイト
PAGOT.COM https://www.pagat.com/tile/wdom/auction.html
※ルールに誤訳などお気づきの点がありましたら、
までご連絡ください。