MHB海外継承日本語部会

【最新情報】2023.07.29更新

MHB海外継承日本語部会とは

海外継承日本語部会は、MHB学会に所属するSIGで、海外で日本語を継承語として教える現場の先生や、継承語・バイリンガル教育に関心のある研究者の集まりとして、2012年の夏に発足しました。当部会には、補習校や週末学校の先生をはじめ、その運営にたずさわる方々、継承語学習者の調査に関心のある研究者など、多くのメンバーが参加しています。このウェブサイトは、世界各地に分かれて住むこうしたメンバーの相互支援と、専門家としての能力開発(プロフェッショナル・ディベロプメント)を目的に立ち上げられました。メンバー間の情報交換や意見交換には登録会員によるメーリングリストを使用しています。 

注: MHB学会:母語・継承語・バイリンガル教育学会=Mother Tongue, Heritage Language, and Bilingual Education (MHB) 学会。前身はMHB研究会で2018年4月に学会となった。


MHB学会 海外継承日本語部会 運営体制

(2022年3月まで)

部会代表:カルダー淑子
企画委員(50音順)加納なおみ・鈴木庸子・根津誠・服部美
IT支援 山本知佳

(2022年4月以降)

部会代表:根元佐和子、(2022年4月〜8月)服部美貴(台湾)、(2022年9月以降)中島永倫子

運営委員(50音順・カッコ内は在住地):
青木恵子(カナダ)・明石智子(香港)・岩間晶子(米国・元韓国)・加納なおみ(日本)・カルダー淑子(米国)・櫻井恵子(韓国)・鈴木庸子(日本)・中島永倫子(イタリア・元南米)・根津誠(日本)・根元佐和子(フランス)・服部美貴(台湾)・フックス清水美千代(スイス)・福田美香(オーストラリア)・三輪聖(ドイツ)・山本知佳(ドイツ)

サイト立ち上げの背景

MHB学会(当時は研究会)を基盤とする北米補習校チームは、2011年から世界各地の補習校や継承語学校の先生を対象にアンケート調査を行ってきました。その中間結果から、多くの地域の学校で、日本には帰国せず、現地に永住していく生徒の割合が増え、生徒の言語背景の多様化が進み、先生方がその対応に追われているという実態が明らかになりました。また、このような状況は、各地の学校に共通する課題であるにもかかわらず、横のつながりが少ないために、多くの現場の先生がこれを自分の地域や学校に固有の問題と考え、孤軍奮闘しておられる様子も浮き彫りになりました。このような実態をふまえ、世界に分散される先生や研究者を結び、学習者である子どもたちやその保護者を支援する目的をもって、このウェブサイトが作られました。主な活動は以下のとおりです。メンバーの皆さんが安心して集い、相互につながり、共に学び、成長することのできる場として、このウェブサイトをご活用頂ければ幸いです。

部会メンバー登録について

海外継承日本語部会は、MHB学会の特別部会(Special Interest Group=SIG)の一つであり、参加にはMHB学会の会員登録システムであるMiiT+で登録済みあることが前提となります。学会の趣旨に賛同して参加を希望される方は、MHB学会ウェブサイトの説明をお読みの上、<MHB学会専用 MiiT+ サイト>から学会の入会とSIG参加の手続きをお済ませください。

2023年4月~5月には、すべての部会メンバーの方が、学会の会員登録システムで新規会員登録をしてください。

皆様のご参加をお待ちしています。

活動の目標および内容

<目標>

世界各地域の継承語教育関係者の交流と相互理解を深め、継承語教育に対する啓発と振興を図る。

<主な活動内容>

運営委員

部会の活動は、メンバーの意見を参考に、以下の運営委員が中心になって計画、実施しています。

2022年4月より

部会代表:根元佐和子、服部美貴(〜2022.08)、中島永倫子(2022.09〜)

運営委員(50音順・カッコ内は在住地):
青木恵子(カナダ)・明石智子(香港)・岩間晶子(米国・元韓国)・加納なおみ(日本)・カルダー淑子(米国)・櫻井恵子(韓国)・鈴木庸子(日本)・中島永倫子(イタリア・元南米)・根津誠(日本)・根元佐和子(フランス)・服部美貴(台湾)・フックス清水美千代(スイス)・福田美香(オーストラリア)・三輪聖(ドイツ)・山本知佳(ドイツ)

2022年3月まで

部会代表:カルダー淑子
企画委員(50音順)加納なおみ・鈴木庸子・根津誠・服部美
IT支援 山本知佳

MHB学会 海外継承日本語部会

当ウェブサイトに掲載されている写真はメンバーから提供されたもので、肖像権に配慮しています。これらの写真の複製、二次配布を禁じます。

皆様のご参加をお待ちしています。