部会代表より経過報告と賛同署名者への謝辞

投稿日: 2018/11/08 16:23:33

「日本語教育推進基本法案」への要請文に賛同して下さった皆様への感謝とご報告(2018/11/10)

この法案は、超党派の日本語教育推進議員連盟によって作成され、2018年秋の臨時国会に上程が予定されている日本語教育推進のための法案です。この法案について「日本にルーツを持って海外に永住していく子供たちのための日本語教育に対する視点が欠けている」との声が在外の日本語教師の間で高くなり、MHB学会海外継承日本語部会は、全米日本語教育学会継承語特別部会などと連動して、「海外における継承日本語教育への政府支援を法案に追記する」という主旨の要請文を議員連盟に提出するとともに、10月半ばから、賛同者を求める署名活動を始めました。この活動には多くの参加者があり、10月末にはその時点で集まった1600通ほどの署名とそれに添えられた意見を、部会代表者らが日本語議連の主要議員とされる中川正春、馳浩、石橋通宏氏らに面会をして手渡し、さらに関係諸官庁の担当官にも面会して、要請の趣旨を説明しました。2018年11月3日現在の賛同署名者総数は1950名を超え、署名と同時に意見を寄せられた方は560名を超えています。

この署名活動は、法案が成立するまで継続する予定です。また、記名公開を許可された賛同者のリストと付帯する意見集は、皆様のネットワーキングや情報交換の資料にして頂けるよう、追って本サイトで紹介する予定です。

この署名活動にあたっては、各地で日本語教育に当たる先生方を始め、多様な地域の多様な職種の方々が立ち上がって声を掛け合い、誘い合ってご参加下さり、その動きは一つの大きなパワーになりました。要請文に賛同し、署名して下さったすべての皆様、多くの有志に呼び掛けて署名を促して下さった皆様、貴重な意見を寄せて下さった皆様に心からの感謝をお伝えします。

MHB学会海外継承日本語部会代表

カルダー淑子