クモの奇妙な世界の正誤表

第二刷の発行に伴い、間違いの修正および一部情報の追加を行いました。初版発行の際も入念にチェックしたのですが、それでもいくつか見落としがあったようです。ここに訂正して、お詫び申し上げます。

第三冊の発行に伴い、修正した部分も追加しました(2020/2/26)

1. 事実の間違い (誤植であるが、それによって事実が誤って伝わる場合も含む)

・P21  本体は10mm ⇒ 本体は20~30mm

・P21 脚まで含めると20~30cm ⇒ 脚まで含めると 10cm強 (どうも体長と脚長の数値が入れ替わっていたようです)。

・P131 ※3 篩板糸は独立に進化したというよりも、元々原始的な形質で、その進化の過程で様々な系統で失われた説が有力です。

「つまりこの器官は系統的に何度も独立に進化したと考えられている」⇒「この篩板という器官は元々原始的で、その進化の過程で様々な系統で失われたと考えられる。」

・P200 過ごします⇒ 過ごすものもいます(昼行性のクモは夜でも網の中心にじっとしているものが多いので、表現を改めました。)

・P214 飼育下で43年生きたトタテグモの記録⇒ 飼育下ではなく、野外条件下での記録(これは勘違いでした。元論文や記事も目を通していたのですが。。。)

・P229 都市部と比べても⇒ 郊外と比べても


2. 専門用語のミス・修正

・P36 自然淘汰⇒ 自然選択(他の節との語句の統一)

・P80, 82, 83 アミナシナゲナワグモ⇒ 正しくはナワナシナゲナワグモ(ナゲナワグモが網を張らないのは当たり前ですよね・・・割と語感が良くて間違いを見落としていました…)

・P94 双利共生⇒ 相利共生 

・P127, 128 受信網 ⇒ 受信糸網

・P187 クメキムラグモ⇒ クメジマキムラグモ (クメを冠するのはトタテグモの方ですね。クメトタテグモ)

・ダーウィンバークスパイダー⇒ ダーウィンズバークスパイダー


3. 誤植・単語レベルの間違い・書式上のミス

・目次 p127 受信網⇒ 受信糸網(第3版で修正)

・P34 文献2節[11]⇒ 文献[11]

・P68 Synageles  立体⇒ イタリック

・P79 Cladomelea属 立体⇒ イタリック

・P99 Lycosidae イタリック⇒ 立体

・P109 Tetragnathidae イタリック⇒ 立体

・P131 この粘糸は横糸に⇒ この粘球は横糸に

・P144 扉の前で⇒ 扉の後ろで

・P157 クサレグモ属⇒ クサグモ属

・P165 「複数種いるが、種によって」⇒ 「複数種いますが、種によって」(敬語と非敬語が混じっている)

※この敬語と非敬語が混じっている点に関しましては、実は読み易さ(敬語で構成されるとややくどくなること)を考慮して編集者さんと協議の上で、意図的に非敬語にしているところがあります。他にもいくつかそのような点がございますが、ご容赦いただけたらと思います。(2/26 追記)

・P167 Dysteridae イタリック⇒ 立体

・P169 bagheera ⇒ Bagheera

・P172 巣穴の中でクモから孵化した幼虫が⇒ 巣穴の中で孵化した幼虫が

・P213 Scytoidae イタリック⇒ 立体

・P256 Lycosidae イタリック⇒ 立体

・P313 前の目が列の⇒ 前の目の列が

・P317 受信網⇒ 受信糸網(第3版で修正)

・P337 多く多くの人⇒ 多くの人

・P340 松本 誠治著⇒ 松本 誠治 ほか著

・P340 誘因⇒ 誘引(第3版で修正)

・P344 (24節)引用文献 (Coubionidae)⇒ (Clubionidae)

・引用文献 一部Journal の名前の略称を修正(Environ Etomol ⇒ Environ Entomol)

・不要なカンマやピリオドを削除、書体の変更。細かいので省略。

・P345 Katayama N, Osada Y, Mashiko M (2019) ⇒ Katayama N, Osada Y, Mashiko M et al. (2019) (第3版で修正)

・P346 orion ⇒ イタリック

・P347 Zodarion germanicum, Dipoena⇒ イタリック 


※一部誤りを指摘してくださったクモ屋の方々に御礼申し上げます。そして修正の機会を与えてくださった家の光協会様にも感謝です。他にも間違いを見つけたらこっそり教えてください<(_  _)>