私は看護学校時代に訪問看護の実習を受けたことが忘れられずにいました。
訪問看護の実習は短かったのですが、病気と向き合い、住み慣れた家で家族と過ごす患者さん、それをサポートする家族、訪問看護師の姿に憧れました。
訪問看護師は知識、経験が必要ですし、とっさの判断や優れた観察力が必要となります。
なのでまずは総合病院に勤めて基礎的な看護師としての技術を習得することにしました。
バイタルサイン計測、清潔介助、食事介助、移動介助、採血、点滴、投薬などの基本はもちろん、いろんなことを学ぶことが出来ました。経験は8年積みました。
そろそろ転職も考えようと思い、訪問看護の求人を探しました。看護師転職サイトを使ったのですが、今は昔と比べて訪問看護の求人も増えていると思いました。
あと、訪問看護は比較的お給料も良いと思います。
だいたい看護師実務経験5年以上から求人しているところが多かったです。また、訪問看護なので車の免許を持っていなければなりません。
私はとある医療法人の訪問看護ステーションに転職することにしました。
ここは、近郊の4地域を対象にしています。
訪問看護は患者さんの体、心の観察だけではなく、家庭の状況や家族についても気を配る必要があります。
最期を家で看取るつもりの方には家族にも看取りの時の対応の仕方や、心の準備が出来ているか察し、フォローしていく必要があります。そういったところが病棟勤務とは違う部分で、私自身も改めて考えさせられます。
私は急性期病院の呼吸器科病棟で勤務していました。看護学校が総合病院付属だったため、そのまま入社する流れになりました。
看護学校時代に呼吸器科の病棟で実習をして、呼吸器科看護にに興味を持ち、呼吸器科を希望し配属されました。
働いて5年たち、彼との結婚の話が出ました。遠距離恋愛だったので私が病院を退職することになりました。
慣れ親しんだ病院を離れるのは辛かったですが、幸い看護師はどの場所でも再就職しやすい職種なので、新しい場所で働くことを決めました。
ただ、今働いている病院でも人手不足だったため、辞めたいと申し出るのが心苦しかったです。
理解ある科長さんと同僚で良かったです。
引越しをしてからは、ハローワークに行き雇用保険をもらいながら職探しをしました。
ハローワークではパソコンで求人情報を見ることが出来ます。2週に一回くらい通って求人情報を見ていました。
そして呼吸器科のクリニックでの求人を見つけました。新しいクリニックで家からも近く、夫も良さそうだねと言ってくれたので、ハローワークの方に相談してみました。
するとすぐにクリニックに電話で連絡してくれて面接の日取りが決まりました。
今では週に4回、一日4~6時間程度で勤務しています。転職は不安でしたが、以前に呼吸器科病棟で勤務していたので同じ呼吸器科のクリニックに転職できて良かったと思っています。
結婚したので短時間勤務希望だったので、ちょうどいい勤務先を見つけることが出来て良かったです。