実践レポート

友だちづきあいが苦手な生徒の基本的なソーシャルスキル向上をめざす

半年前から中学1年生のKさんの個別指導を担当することになりました。担任教師によると、Kさんはクラスで誰とも話をせず、学習面でも遅れがあるとのことでした。そこで、週1回、学習指導をしながら基本的なソーシャルスキルを獲得できるように支援することにしました。

〈目標行動〉

1.  挨拶をする

朝には「おはようございますと言う」。授業の開始時には「お願いしますと言う」、終了時には「ありがとうございましたと言う」。その際には、相手の顔を見る。

2.  指導者に聞こえる声の大きさで話す

3.  指導者の話が理解できたら「はいと言う」、あるいは「うなずく」。

4.  会話を続ける

〈指導方法〉

 

〈経過〉

 

〈感想〉

週1回の指導ですが、徐々にKさんが私に対して心を開いていく様子がわかり嬉しく思っています。また、Kさんの反応を見ると「この実践を続けていこう」いう思いが湧き、私が励まされているように感じます。

担任教師も、私にKさんへの指導法について相談してくれるようになりました。教室でもこれまで以上に声かけをしているようです。

良い変化を見落とさず、すぐに誉めるように心がけています。もうしばらくKさんの指導は続くので、成長に合わせた課題を設定し、支援を続けようと思います。