先日,ふと立ち寄った名古屋高島屋の本屋さんで,自分が執筆した教科書『新ネット時代の中国語』(2024,ひつじ書房)を見つけました。棚に並んでいるのを目にした瞬間,思わず立ち止まり,しばらくその場を離れられませんでした。なんだか不思議な気持ちとともに,じんわりとうれしさが込み上げてきました。うれしさのあまり,思わず教科書と一緒に記念写真を一枚撮ってしまいました。
この教科書は,これまでの教育現場で得たフィードバックと,研究成果の一部を取り入れてまとめたものです。限られた紙面の中で,どこまでわかりやすく伝えられるか,どの表現がより伝わるか,試行錯誤の連続でした。それでも,現場で学ぶ学生や先生方に少しでも役立てていただけるよう,心を込めて書き上げたつもりです。
もちろん,不備や改善すべき点もまだまだあります。ですが,こうして書店に並び,多くの方の目に触れる形になったことを励みに,これからも,AI時代と学習者のニーズに寄り添いながら ,よりよい教材づくりを心がけ,研究と現場がつながる形をこれからも探っていきたいと思います。
これまでご指導やご意見をくださった皆さまに,改めて感謝申し上げます。そして,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。