新年度を迎え,気分をリフレッシュする意味も込めて,3階の研究室を少し飾ってみました。研究室のドアにかけているのは,マオリ語で「Aroha」「kia kaha」と書かれた木製の栞です。
この栞は,今から4年ほど前,ニュージーランドのオークランド空港で乗り継ぎをした際に,偶然手に取ったものです。当時はトンガ王国での実験のために渡航しており,トンガ行きの便を待つ間,空港のショップで自然の温もりを感じさせる木製の栞に目を奪われました。店員さんに「どれも良い意味を表していますよ」と勧められ,思わず購入したのを覚えています。マオリ語はよく分からないのです。「Aroha」は愛を,「kia kaha」は「強くあれ」「踏ん張れ」といった意味を持つ言葉と店員さんに教えてくれました。
この栞をドアにかけることで,ここに入ってくるゼミ生の皆さんに,「もっと強く,自信を持って,忍耐強くあってほしい」というメッセージを伝えられたらと思っています。
新年度も,どうぞよろしくお願いいたします。
先日,ふと立ち寄った名古屋高島屋の本屋さんで,自分が執筆した教科書『新ネット時代の中国語』(2024,ひつじ書房)を見つけました。棚に並んでいるのを目にした瞬間,思わず立ち止まり,しばらくその場を離れられませんでした。なんだか不思議な気持ちとともに,じんわりとうれしさが込み上げてきました。うれしさのあまり,思わず教科書と一緒に記念写真を一枚撮ってしまいました。
この教科書は,これまでの教育現場で得たフィードバックと,研究成果の一部を取り入れてまとめたものです。限られた紙面の中で,どこまでわかりやすく伝えられるか,どの表現がより伝わるか,試行錯誤の連続でした。それでも,現場で学ぶ学生や先生方に少しでも役立てていただけるよう,心を込めて書き上げたつもりです。
もちろん,不備や改善すべき点もまだまだあります。ですが,こうして書店に並び,多くの方の目に触れる形になったことを励みに,これからも,AI時代と学習者のニーズに寄り添いながら ,よりよい教材づくりを心がけ,研究と現場がつながる形をこれからも探っていきたいと思います。
これまでご指導やご意見をくださった皆さまに,改めて感謝申し上げます。そして,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。