■損傷菌セミナー2017

日本損傷菌研究会主催

損傷菌セミナー2017

「食品の環境ストレスによって発生する損傷菌とその意義」

開催報告を公開しました(研究会報第3号に掲載)

◆日時: 2017年6月13日(火)12:55~17:05

◆会場: 東京都江東区豊洲シビックセンター、4/5Fホール(受付・口頭講演)および7Fレクホール(ポスター研究発表・情報交換会)。東京メトロ有楽町線またはゆりかもめ豊洲駅下車すぐ。4/5Fホールは12時開場・参加およびポスター受付開始、7Fレクホールは14時~16時開場。

◆共催: 大阪府立大学21世紀科学研究機構微生物制御研究センター

◆協賛: 日本防菌防黴学会・日本食品微生物学会・NPO法人カビ相談センター・その他(依頼中)

◆プログラム:(敬称略)

12:55~13:00 開会挨拶(4/5Fホール)

13:00~13:30 講演① 川本伸一(日食科工学会・専務理事)

食品安全で重要な損傷菌研究

13:30~14:00 講演② 木嶋伸行(農研機構)

野菜栽培段階における損傷菌の意味

14:00~14:30 講演③ 里見正隆(水産総合研・中央水産研)

低pH環境における損傷ヒスタミン生成乳酸菌のヒスタミン生成能について

14:30~15:30 ポスター発表会(プログラムは下記、詳細は研究会報第2号をご覧ください)・情報交換会(7Fレクホール)

15:30~16:00 講演④ 三宅 眞実(大阪府大院・生命環境・獣医)(4/5Fホール)

嫌気性食中毒細菌の芽胞について

16:00~16:30 講演⑤ 宮本敬久(九大院・農)

サルモネラの耐熱性と加熱損傷回復機構について

16:30~17:00 講演⑥ 土戸哲明(大阪府大・微制研)

大腸菌の加熱損傷・修復機構と損傷菌数評価

17:00~17:05 閉会挨拶

17:15~17:45 ポスター発表補足説明タイム(参画可能なポスター発表者のみ)

〔ポスターセッション 発表題目〕

P1 生食用野菜の栽培段階が食中毒菌の損傷化と可食部汚染に及ぼす影響

P2 牛ふん堆肥化過程におけるSalmonellaおよびListeriaの生残性と損傷菌の発生実態

P3 高圧処理による損傷大腸菌及び損傷リステリアの回復挙動

P4 高圧損傷大腸菌の検出に及ぼす培養温度及び冷蔵保存の影響

P5 サルモネラ属菌の低温での高圧損傷・回復

P6 損傷大腸菌のコロニー形成時における二次的酸化損傷の発生とその防御能の蘇生特性

P7 マイクロバイオµ3Dオートスキャナーを用いた寒天平板上での加熱損傷大腸菌集団の蘇生過程におけるマイクロコロニー形成解析

P8 大腸菌の抗酸化システム多重遺伝子欠損株を用いたコロニー形成促進物質の探索

P9 加熱大腸菌細胞における二重蛍光色素染色法による損傷の評価と反応特性

P10 陽イオン界面活性剤による大腸菌細胞の損傷と耐性化機構における活性酸素防御系の関与

P11 枯草菌栄養細胞の高圧損傷菌の特性解析

P12 加熱損傷Campylobacter jejuniの緩衝液中での消長および薬剤の影響

P13 高圧損傷乳酸菌の検出方法の検討

P14 高塩分・酸性条件下における乳酸菌の生菌数変化

P15 DAPI/PI二段蛍光染色法を用いた消毒後の低栄養水環境棲息菌の損傷検出

P16 損傷菌計数法としての新規差分後培養法-DiVSaL法とDiVLaL法の適用性

P17 低温細菌芽胞の D 値に対する生残芽胞培養条件の影響

P18 枯草菌芽胞の発芽系の加熱活性化反応と加熱損傷反応の横断的特性解析

P19 加熱と放射線照射で生じる枯草菌損傷芽胞の改変DiVSaL法による計数と損傷様式の差異

P20 ショ糖脂肪酸エステルは加熱処理中の芽胞の損傷・死滅を促進するのか、損傷芽胞の発芽を抑制するのか?

P21 枯草菌ジピコリン酸合成欠損株を用いた芽胞コア脱水過程の解析とその加熱・放射線損傷抵抗性およびショ糖脂肪酸エステルの影響

P22 過酢酸と過酸化水素による枯草菌胞子の損傷機構の比較解析

P23 日本酒の高圧発酵制御に向けた出芽酵母の圧力不活性化機構の解明

P24 食品乳化剤による酵母細胞の液胞損傷死

P25 Aspergillus niger の加熱損傷胞子の修復システムは発育遅延期とともにその後の伸長過程においても作動する!?

P26 Cladosporium属胞子の発芽過程における熱損傷解析

P27 (発表中止)

P28 新規抗芽胞剤処理がBacillus subtilis芽胞へ及ぼす影響に関する研究

◆ポスター研究発表申込み要領 (締切りました)

ポスターセッションでの研究発表を募集します。オリジナルである必要はなく、他学会などで発表した内容のもので結構です。発表申込みは、損傷菌研究会のホームぺージ(下記)から所定の発表申込み用紙のファイルをダウンロードし、①演題と②著者全員の氏名(発表者名に〇印付記)・③申込者名と④所属・連絡先(E-mailアドレス)、⑤発表要旨(当初850字以内としていましたが、400字以内に変更しました)、お早めに研究会事務局宛お申し込みください。借用パネル数の関係で申込み順20件程度に限定の予定です(最終締切は5月15日)。

◆参加申込みと参加費:

研究会ホームページから申込書をダウンロードして研究会事務局にメールで送付するとともに、参加費を郵便振替で5月31日(延長しました)までに口座記号番号(00990-4-210394;口座名称は日本損傷菌研究会)にお送りください(振込の確認により確定となり、期日以降は当日参加の扱いになります)。当日参加はまだ定員に余裕がありますので受付けますが、できるだけ事前登録をお願いします。

参加費は、事前登録の場合、会員4,000円、非会員6,000円(学生会員無料、学生非会員2,000円)。当日参加は、会員6,000円、非会員8,000円(学生会員2,000円、学生非会員4,000円)。会場で当日入会も受付けます(入会無料)。なお、今回は会場の都合で交流会は行いません。

〔問合せ・申込先〕〒599-8570 堺市中区学園町1-2 大阪府立大学21世紀科学研究機構微生物制御研究センター内 損傷菌研究会 担当 岡林/E-mail: cro22578@osakafu-u.ac.jp、TEL: 072-252-1161(内線4219)、研究会URLは https://sites.google.com/site/injuredmicrobes/。なるべくE-mailでお願いします。