第8回勉強会

■題目: 東アジアの経済成長モデルの終焉? 輸出主導のアジア経済成長のこれまでと今後

■講師: 阿部 茂行 教授 (同志社大学政策学部教授、SOAS客員教授)

■講師略歴

ハワイ大学大学院博士課程修了。経済学博士。開発経済学専攻。国連勤務、京都産業大学教授、神戸大学経済経営研究所教授、京都大学東南アジア研究センター教授を経て現職。

■日時: 2011年8月27日(土) 14:30-16:30(開場14:00)

懇親会 時間17:00-19:00・場所未定

■会場: London Business School

Regent's Park, London, NW1 4SA

地図: http://www.london.edu/assets/images/other/Getting_to_the_School_260809.pdf

■形式: 講師によるプレゼンテーション

■言語: 日本語

■講義内容:

1985年のプラザ合意により、円相場は1ドル240円から120円へと急激に変化した。1970年代の石油危機を乗り切った日本の製造業も、急激な円高により国内での生産を維持するのが困難になり、東アジア諸国への投資が急増、同地域は世界の電化製品の製造拠点となった。

その結果、東アジア諸国の比較優位は似通ったものとなり、相互補完性は対米貿易においてのみ存在するようになった。

中国に代表される東アジアの経済成長は、世界経済に好影響を与えているが、同時に東アジア経済が失速することへの懸念も増しており、バリー・アイケングリーン(Barry Eichengreen)ら、多くの識者が中国経済が今後10~15年で失速すると予想している。

現在、東アジアで増えつつある多くの自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)は、東アジアの経済成長を支えるものであり、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は今後の成長の鍵となるものである。講演では、こうした自由貿易の枠組みの意義や役割を、

東アジア経済の今後の見通しと合わせて説明する。

■定員: 60名

■お申込み期限: 2011年8月25日(木)

■お申し込み方法: こちらのURLからお申込みください

https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDlhY3VGQkprMVRmSnN4WXZLT1BvbWc6MA#gid=0

IDDPからの返信をもって、お申し込みを完了させていただきます。お申し込み後3日以内に返信が無い場合は、

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■主催: IDDP英国開発学勉強会