宇治リコネクションワークショップ 2019
(第401回 生存圏シンポジウム 兼 太陽圏物理研究会 第5回研究集会)
開催趣旨:
太陽圏の宇宙空間は、磁気リコネクションを含むさまざまなプラズマの振る舞いを
直接観測できる実験場です。地球磁気圏周辺では NASA Magnetospheric Multiscale (MMS)
衛星によってリコネクションの電子スケールの姿が見えてきました。太陽物理分野では
磁気リコネクションに伴う粒子加速の観測を目指す次期衛星計画の議論が行われています。
そして近年、レーザープラズマなどの実験プラズマ環境で、磁気リコネクションと
それに伴う現象をある程度再現できるようになってきています。
本研究会では、理論・シミュレーション・観測・データ解析など、様々な手法で
研究を進めている研究者の方々が集まり、議論する場を提供したいと思います。
特に今回は「磁気リコネクションのプラズマ実験研究」という企画テーマで
当該分野の最前線の研究成果について招待講演をお願いしています。
研究会の翌日10月23日(水)から26日(土)の期間、熊本市内で
多くのスペースプラズマ分野の研究者が集まります。
また、九州の研究機関には、実験・レーザープラズマ分野で
リコネクションを研究なさる方々が大勢いらっしゃいますから、
10月22日(火)の熊本はリコネクション研究にとって非常に良い機会だと思います。
磁気リコネクションの物理に興味のある方々の、多数の参加をお待ちしています。
日時:2019年10月22日(火)9:00〜
会場 / Venue:
・熊本大学 黒髪南キャンパス 理学部1・2号館 1階小会議室:https://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou
・Faculty of Science Bldg. 1 & 2, Kurokami South Campus, Kumamoto University, https://ewww.kumamoto-u.ac.jp/en/about/access/
・無線LAN:eduroam
主催 / Organizers :
・銭谷誠司(神戸大学/京都大学生存圏研究所)、河村聡人(京都大学)、松清修一(九州大学)、小出眞路(熊本大学)
・太陽圏物理研究会
招待講演者 / Invited speakers :
・蔵満康浩さん(大阪大学):高強度レーザーを用いた磁気リコネクションの実験研究
・森田太智さん(九州大学):レーザー生成プラズマ中における自発的磁場と磁気リコネクション
・田辺博士さん(東京大学):実験室リコネクションのドップラートモグラフィ計測
問い合わせ先 / Point of Contact (POC):
・銭谷誠司 (zenitani [at] port.kobe-u.ac.jp)
その他:
・聴講のみの参加も大歓迎です。
・旅費補助は可能ですが、予算がかなり限られています。支給の有無は世話人に一任いただければと思います。
研究会 URL:
https://sites.google.com/site/heliosphericphysics/reconnection2019