UJI Reconnection Workshop (URW) 2018
宇治リコネクションワークショップ 2018
(兼 太陽圏物理研究会 第4回研究集会)
開催趣旨:
磁力線を繋ぎかえてエネルギーを解放する磁気リコネクションは、宇宙空間の
さまざまなプラズマ環境で起きる物理素過程です。しかし、そのメカニズムについては
未解明なところが多く、現在も活発に研究が続いています。
太陽圏の宇宙空間は、磁気リコネクションを含むさまざまなプラズマの振る舞いを
直接観測できる実験場です。スペース分野では NASA Magnetospheric Multiscale (MMS)
衛星によってリコネクションの電子スケールの姿が見えてきました。
一方、日本の太陽物理分野では磁気リコネクションに伴う粒子加速の観測を目指す
次期衛星計画の議論が始まったところです。このような観測研究の展開とあわせて、
理論・シミュレーション研究のさらなる進展も求められています。
本研究会では、理論・シミュレーション・観測・データ解析など、様々な手法で
研究を進めている研究者の方々が集まり、議論する場を提供したいと思います。
特に今回は「太陽圏リコネクションのシミュレーション研究」という企画テーマで、
数値計算研究の最前線で成果を出していらっしゃる方々に招待講演をお願いしています。
折しも、11月23日(金)から27日(火)の期間、名古屋大学で地球電磁気・
地球惑星圏学会(SGEPSS)の秋学会が開かれ、多くのスペースプラズマ分野の研究者が
集まります。また、名古屋近郊の研究機関には、太陽物理や核融合科学分野で
リコネクションを研究なさる方々が大勢いらっしゃいます。11月28日(水)の名古屋は
リコネクション物理を議論する絶好の機会・場所だと言えます。
磁気リコネクションの物理に興味のある方々の、多数の参加をお待ちしています。
日時:2018年11月28日(水)9:30〜
会場:
・名古屋大学 東山キャンパス 共同館Ⅱ 3Fホール(会場の図の F3-8 です)
・会場へのアクセス:http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/institutes.html
・無線LAN:eduroam、名大ゲストWi-Fi
主催:
・銭谷誠司(京大生存研)、今田晋亮(名古屋大学)、河村聡人(京大花山)、宇佐見俊介(核融合研)
・太陽圏物理研究会
招待講演者:
・中村琢磨さん(オーストラリア科学アカデミー):渦駆動型の磁気リコネクション
・井上愉さん(名古屋大学):太陽磁気フラックスロープの放出と磁気リコネクション
問い合わせ先:
・銭谷誠司 (zenitani [at] rish.kyoto-u.ac.jp)
その他:
・聴講のみの参加も大歓迎です。
・旅費補助はありませんが、皆様の積極的な参加を歓迎します。
研究会 URL:
https://sites.google.com/site/heliosphericphysics/reconnection2018