第一回レポート:高原鋼一郎さん

6/7に行われたAの魔法陣ガンパレードマーチ体験会のリポートです。

当日うっかり12時開場だと思っていたら開会だったという酷いスタートを切った訳で!

なお、今回のリポートはPC目線でお送りいたしますため、展開がかなりはしょられていることをお許しください。

我々が所属するのはA1134部隊。天草にある特別空港を基地とする空挺部隊である。

…が、空挺部隊といえば聞こえはいいが、その実態は幻獣の領域真っ只中に取り残された旧式飛行機一機と20人の少年少女。

(我々プレイヤーはその部隊にOVERSによる介入を行い、闘うという設定)

今回は4卓、PC5人ずつの小隊に分けて動くことになりました。

私が演じたPCは新保美空(しんぼみそら)。通称みっちゃんと呼ばれる14歳。

小隊の仲間は以下の3名

無類の卓球好き、井上卓球。

読書大好き、紺屋若葉。

第5世界のアイドレスプレイヤー、伊達翔子。

(間違ってないよ!SDがそう書き足したんだもん!)

この4名で班を組み、運命共同体として動くことになります。

(プレイヤー不足の結果、残り1名は介入できず使用不可能に。るーるーるー)

さて、ゲーム内容はOPで担任教師がいきなり部隊を解散します!と宣言。

(戦闘力もほぼないに等しいのに駐留しているA1134ですが、その理由は空港を手放して批難を受けないために存続・駐留させられているという酷いものでした)

直後に先生は人知れず拳銃自殺。部隊は事実上学兵のみで動かされることになります。

まず最初に我々に下されたM*は部隊の再編成。

小隊ごとでの意思統一を行い、その意見を踏まえて小隊長達による意思決定というプロセスです。

我が第2中隊第2小隊では以下のようなやりとりを行うことに。

若葉「どうすればいいのかな…」

井上「どうしようね」(卓球で壁打ちしつつ)

若葉「私、図書室の本を置いていけないよ…」

伊達「なら、それを正直にぶつけるべきよ!」

美空(皆を鼓舞させるの大変だし、それで行くか)「そうね、若葉さんの大切な本だものね。それを置いていけはしないか」

そして、その決定を受けての小隊長会議

美空「生き延びるためにはこだわるべきじゃないと思うの。例えば図書室の本とかは燃やして燃料にすべきよ」

皆「「「お前ええええええ!!!」」」

使えるものは使わないと生き延びられないと思うんだぼかあ。

何はともあれ幻獣に気づかれないよう、この空港を拠点として生き延びようと誓った翌日。事件は起こった。

隊の中で一人、アウトローを貫いていた桜井真が夜中に出奔。

一人それに気づいた卓球が同行していってしまい、残された面々は大わらわという状況に。

(最初に説明したとおり、A1134の基地は幻獣の勢力圏内にあるため単独行動は酷く危険なのである)

急いで二人を探すための捜索隊を編成し、後のメンバーは基地に残ることになった。

だが、基地に残った我々の前に現れたのは黒煙を上げて基地に落ちてくる一機のヘリと数百匹のヒトウバンの群れであった!

半分近い人数を捜索班に割いたことで火器の大半がない部隊は(全部あっても大丈夫ではないのだが)危機を迎えることになる。

このまま行けばヘリは墜落して我々は見つからないかもしれない、だが、見つからないという保障は全くないのだ。

我々は決断を迫られた。

(ヘリを撃って燃料誘爆させてヒトウバン吹っ飛ばそうよ、という非道な考えも出た。発案者は俺)

だが、そこで勇気ある2人の人間が行動を起こした。

9番サンドウェッジ(俺が名付けた。ちなみに9番はアイアンです)の切れ味を持つ元委員長の少女、山田はなやか。

旅館のお坊ちゃまで、突撃兵経験のある内藤誠史郎。通称でぶごん

この2人がまさか大活躍しようとは誰も思わなかった。はず。

かつての自分の失敗談から、敵を外でそのまま迎え撃つのは危険すぎる、と提案するでぶごん。

彼は愛用の二丁拳銃を構えてこう言った。

「こっちの射程が短いなら、奴らを誘え込めばいいじゃないか―」

それはかつて彼が教官に拳銃や機拳銃で遠くの敵相手するのはやめなよ、と言われた経験からの言葉である。

その言葉を受け、私が囮になって引き付けるわ、と山田が立ち上がった。

かくて、95式高機動車の拡声器でヒトウバンの群れを挑発する山田。ヘリから引き剥がされた数百、数千の空飛ぶ首が山田を追いかける。

だが、彼女が逃げ込んだ教室で奴らを待っていたのは待ち構えていた我々による手榴弾と機拳銃(サブマシンガン)の集中砲火。

そして宙を飛びながら拳銃を交差させて撃つ一人の男であった―

そのとき、白い鳩が飛んだかは誰も知らない。

(ゲームルール的捕捉・上に上げた3つの武器は室内で使用することにより、攻撃の際有利な効果を得ることが出来るのだ。というか他の火器はあんまりにも少ない上に捜索隊に回していたのである)

無事、敵を撃退した我々とこちらも敵との壮絶な遭遇戦を繰り広げた捜索隊の前に現れたのは、ヘリに乗っていた人物であった。

無茶苦茶軽い関西弁で話しかけてくる、名を加藤ミチルというフリージャーナリスト。

だが、彼女の襲来が我々に更なる混乱を齎そうとはこのとき―皆予感していた気もする。

その後、シャツ一枚の加藤ミチルの寝姿を覗こうとする男共にチョップをお見舞いしたり、場所が割れた基地を放棄して逃げ回ったり

車で崖に落ちかけながら機関銃ぶっ放したりしてたら挙句の果てに幻獣たちが空に謎の魔法陣を描いていたりするのだが。

A1134部隊と加藤ミチルが無事生還できるのかは、また、後日の話となります。