手簿作成の使い方
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Ver.6.10 で実装したAPAデータからの手簿作成機能の使い方を説明します。
仕様
0.5対回(半対回)のみ
対回データがあった時は、罫線のみの手簿が作成されます
方向数 299点まで
APAの行数 最大999行
視準点、目標点の点名が半角15文字以内
目標点名の重複不可
偏心なし
再測なし
データに矛盾がない
以上の仕様を満たさないデータが見つかった時点で、警告メッセージを表示して手簿は作成を中断します。
エラー原因は記録簿へ記載されます。APAデータを編集して再度実行する必要があります。
青枠:カーソルの行位置(カーソルキーのみ有効)
操作手順
TSからAPAデータを受信するか、APAデータを読み込みます
赤枠内の[手簿作成(半対回)のみ]をクリックしてください
APAデータのチェックが実行されます
異常なデータが見つかると、下図が表示され処理が中断します。エラー内容は記録簿に記載されます。
チェックを通ると、手簿ファイル名の入力画面がでます。手簿はExcel形式(拡張子 xls)です。拡張子は入力しないでください。
ファイル名を入力して保存をクリックします。
手簿が完成すると、手簿を開くか問われます。データ量が多いと処理に時間がかかります。
[はい] :Excelを起動し、完成した手簿が開きます(データ量が多い時は起動まで数秒以上かかります)
[いいえ]:Excelを起動せずに、手簿作成プログラムを終了します(手簿は保存されています)。
注意点
手簿作成を実行する前に、念のためExcel を終了してください
Excelがインストールされていなくても手簿は作成できますが、上記6で[いいえ]をクリックしてください。
Excel 以外のフリーのオフィスでも手簿を開くことができます
エラーの原因と対応
今回のバージョンでは半対回のみに対応していますので、再測や偏心データはないと思われます。
正しい手順で観測を行っていれば手簿は作成されます。
半対回の手簿しか出力されませんが、1〜3対回のデータチェックも実行しているため、半対回以外のデータにエラー
が見つかると手簿は作成されません。処理時間を短縮するためにも、半対回以外の観測データを削除してから実行することをお勧めします。
プログラムの作成過程でユーザーの皆様から提供していただいたAPAデータのごく一部に、観測を途中でやめたたためF行がない等の「異常」なデータがありました。
F行が無いなどの場合は、該当箇所のD行〜F行(次のD行の前)までを削除して再度実行します。 なお、編集時見やすいように空白行を挿入していただいても構いません(処理時に削除します)。
APAデータフォーマットにを参考にしてください。
その他
設定に[APA関連]のタブが追加されていますが、半対回の処理には関係ありません。
方向数が1点(F行が1行)のAPAについても手簿が作成されますが、外枠下部の罫線の太さが細くなります。
今回のバージョンでは手簿が作成されるだけなので、手簿の保存先は任意ですが、今後この手簿からトラバース計算へのデータ渡しを考えているので、新規の座標簿を作成する場合は専用のフォルダーを新規に作成されることをお勧めします。
将来は、そのフォルダー内に「手簿」フォルダーを自動で作り、そこに手簿を保存する予定です。