この章は、初めてGoogle App Engineのアプリケーションを作成する人向けに、Google App Engineでのアプリケーションの作成方法を説明しています。単にGoogle App Engineで用意されているクラスの機能にとどまらず、Google Plugin for Eclipseを使ったプロジェクトの作成からアップロードまでを、漏らさず説明しています。
Google App Engine : サーブレット & JSP
その他 : なし
書籍出版後にGoogle Plugin for Eclipseがバージョンアップされ、アップロードの手順が変更になりました。バージョンアップ前のGoogle Plugin for Eclipseでは、アップロードのたびに認証が必要でした。新しいGoogle Plugin for Eclipseでは最初にログインしたときの認証情報をEclipseに保存することで、二回目以降はメールとパスワードの入力を省略できます。
ここでは新しアップロード手順について説明します。
手順1:App Engineのアカウントでログインする
Google Plugin for Eclipseで初めてデプロイボタンをクリックすると、ログイン画面が表示されます。ここでApp Engineアカウントのメールとパスワードを入力します。
手順2:Google Plugin for Eclipseでの操作を認証する
Google Plugin for EclipseでGoogle App Engineの各種操作を行なうことを確認するダイアログが表示されるので、「アクセス許可」をクリックします。
手順1、手順2は一度行うと、次回以降省略されます。手順1,2が行なわれていると、Eclipseの下に表示されているステータスバーに、認証済みであることを示す表示がされます。
手順3:アップロードを実行する
書籍のp64「アップロードを実行する」に相当する作業になります。すでに手順1、手順2でメールとパスワードを入力するので、ここでは図2.25と違いEメールとパスワードは表示されません。代わりに、アップロードする先を指定することができます。これは、書籍執筆後にGoogle App Engineがバージョンアップして、frontendとbackendという二つの環境ができたことによるものです。frontendとbackendについては、Googleのドキュメントかインターネット上の情報を参考にしてください。
配置ボタンをクリックするとアップロード状況がコンソールに表示されます。"Deployment completed successfully"と出ればアップロードは成功です。