令和7年度 岡山大学資源植物科学研究所一般公開
「きて、みて、発見!!植物っておもしろい!」
展示、実験体験、観察、見学などを通じて、遺伝資源や植物科学の最先端研究を分かりやすく紹介します。
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植物の生き方・人との共生
〜植物を理解し、その力を活かす〜
講師:朽津和幸 教授(東京理科大学 創域理工学部 生命生物科学科 教授/東京理科大学 大学院 創域理工学研究科 農理工学際連携コース 副コース長/理学博士)
食料の源であり、美しい花や緑で私たちに安らぎを与えてくれる植物は、太陽光を活用して無機物から栄養分を作り、大地に根をおろして、周囲の環境変化に適応して自在に体を作り変える高度な力を秘めています。私たち人間を含む動物は、五感を発達させ、脳神経系で情報を処理し体中に伝えていますが、植物に神経や免疫はあるのでしょうか?植物は周囲の環境変化や外敵の攻撃をどのように感知し、情報をどのように処理して、対応しているのでしょうか? 今後ますます深刻化が懸念される環境・食料・エネルギーなどの問題解決のためには、植物こそ私たちが生きていく上でのパートナーであることを理解し、その生き方に学び、その力を活かすことが鍵を握ります。講師の研究室の成果も含めて最新の知見をわかりやすく紹介し、植物を新たな視点から見つめ直します。
全2回の講座ですが単回での受講も可能です。
*要申し込み
会場受講とオンライン受講を選べます。
♦ 第1回(5/17 13:30~15:30)
動物とは一味違う植物の生き方、植物が発達させた能力を、ミクロからマクロまでの多様な観点から探り、生物多様性の大切さや植物との付き合い方を考えます。
♦ 第2回(5/24 13:30~15:30)
最先端研究の知見も含めてわかりやすく紹介し、植物の体の中のダイナミックな営みや、植物の力を活かす新たな技術の可能性を探ります。
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「作物の育種は突然変異の探索と利用の繰り返し」
講師:津田麻衣 准教授(東洋大学食環境科学部食環境科学科)
私たちの食べている野菜や穀物は品種改良(育種)を重ねてきたものばかりです。その研究開発の段階では、突然変異体を探したり、作り出したり、うまく組み合わせるための試行錯誤、という人間の努力が気が遠くなるほど繰り返されてきました。本バイオカフェでは、育種(=品種改良)をどのように行うのかについて、わかりやすくお話しいただきます。参加費無料、要事前登録。
ー植物園で考える生物多様性とはー
特別レクチャー&園内ガイドツアー
地球には、既知の種だけでも175万種もの生きものがいるといわれます。大きな動物から細菌のように小さなものまで、さまざまな生きものが、お互いつながりあい、支えあって生きています。5月22日は国連が定めた「国際生物多様性の日」。大阪公立大学附属植物園では、この日は特別に入園料無料とします。絶滅危惧植物などを通して、生物の多様性について考えてみませんか。
講師:名波 哲 教授・植物園園長(大阪公立大学理学研究科)
「歴史を知れば楽しい!大阪公立大学附属植物園の歩み」
講師:厚井 聡 准教授(大阪公立大学理学研究科)
「植物の多様性を守る!絶滅危惧種の保全の取り組み」
主催:大阪公立大学附属植物園
2025年度友好祭 植物工場見学会
植物工場研究センターの施設見学を実施します。C21棟はアクアポニックスを中心に見学いただき、C22棟では多層型の植物工場をご覧いただきます。参加費無料
時間:(1回目)10:30~11:10、(2回目)11:30~12:10
(3回目)13:30~14:10、(4回目)14:30~15:10
予約:各回15名(先着順)
5月23日(金)までに申し込みフォームにてお申し込みください。
*事前予約が必要ですが、当日定員に達していない場合、当日予約も可能です。
サイエンスカフェみたか 5月 第104回
植物の生き方と情報伝達
食料の源であり、美しい花や森の緑で私たちに安らぎを与えてくれる植物は、どのように生きているのでしょうか?脳を持たず、移動できない下等な生き物なのでしょうか?私たち人類が直面する環境・エネルギー・食料問題解決のためには、太陽エネルギーを活用できる植物の力を活かすことが鍵を握ります。植物は神経系や免疫系を持ちませんが、一見原始的に見えるゼニゴケのような小さな植物も含めて、電気信号を使って情報を伝達・処理し、外敵から身を守り、周囲の環境の変化に適応して体を作り変える高度な力を秘めていることが明らかになりつつあります。動物とは一味違う植物の生き方、植物が発達させた能力についてご一緒に考えてみたいと思います。
講師: 朽津 和幸(東京理科大学 創域理工学 生命生物科学科 教授)
※要申込み(先着20名)定員に達しました
オンライン会議アプリのZoomを使用した講座です。
主催:三鷹ネットワーク大学
企画・共催:くらしとバイオプラザ21
植物、生態、動物学会に所属する九州・沖縄在住の研究者や学生によるイベントです。口頭・ポスター発表と一般公開の特別講演のほか、高校生による研究発表も予定されています。
発表をしない学部学生と大学院生は、会員でなくても参加費無料で、全ての会場で聴講可能です。下記の特別講演は、どなたでも無料でご参加いただけます。
特別講演:植物-微生物の共生と植物ヘモグロビン
演者:鹿児島大学名誉教授 内海俊樹
会場:鹿児島大学理学部220号講義室
日時:5月24日16時半〜17時半