昔話を始めるときの決まり文句
Hwenuxo ce zɔn mɔ viiiiiiiiiin bo yi jɛ sun kpo hwesivɔ kpo ji.
私の物語はころがーーーーーって、月と太陽の上に落ちる。
月と星と太陽と魚のはなし
そのむかし、月と太陽とはとても仲の良い友達だった。彼らは一緒に食べ、散歩し、なんでも一緒にしていた。
しかしある日、彼らは自分たちの生活をもっと良くするために、それぞれの子供をすべて殺してしまうことに決めた。
太陽よりも狡賢い月は、月が30倍も太陽よりも意地悪なことを見せつけることになった。
月は太陽にそれぞれの子供たちを村の大きな井戸の中に入れてしまおうと言った。
一緒に目隠しをして子供たちを大きな袋に入れて井戸の中に投げ込んでしまおうと提案した。
二人の間でこうして話がついた。
その(約束の)日がやってくると、月と太陽は約束を守って目隠しをした。
太陽は月に、「約束を守ることを証明するのに、あなたの子供を井戸に投げ込んでくれ」と言った。
狡賢い月は石の入った袋を投げ込んだ。
太陽は袋が井戸に落ちた音を聞くと、「今度は私の番だ」と言って、何もしらず子供たちの入った袋を担いで井戸に投げ込んだ。
その後、二人は目隠しを外してそれぞれの家に帰って行った。
翌日、太陽は友の月を訪ねて、そこに月の子供たちが皆で彼を取り囲んで、事の成り行きを話すのに驚いた。
太陽は挨拶もせず家に帰って行った。
そのことで二人は敵となった。
それから、私たちが見るように、月はその子供たち(星)に囲まれ、井戸に投げ込まれた太陽の子供たちは魚になり、私たちが獲れるようになった。