日常生活のなかで上下の歯を噛みしめていないか、ご自身で注意してみてください。
歯の噛みしめや食いしばりは歯や顎に非常に大きな負担をかけます.
① 本来、人間の上下の歯が接触するのは、食べ物を噛むときと飲み込むときだけだということを覚えておいてください。
②もし、頻繁に噛みしめや食いしばり, 歯ぎしりなどをしていると, あなたの歯は摩耗しつづけ、
あちこちにしみる感じが出たり,ひび割れが進んで, ときには歯が壊れてしまうことさえあります。
お口のまわりの筋肉や関節が破壊され続け、なかなか治らないという結果になることもあります。
③このような癖が思いあたるようでしたら, ただちにやめるように努力してください。
一般的には,自覚がない場合が多いので、この機会に、 次のような症状がないか意識してみてください。
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・片側の上下の歯が, 何かの折にしみることがある。
・奥歯で噛むと瞬間的にピリッと痛いことがある。
・歯の横の面が削れていて, 歯が細くなったような気がする。
・朝起きたときに首筋や肩に凝りを感じることがある。
・仕事などに夢中になっているとき, ふと気づくとしっかり噛みしめていたり、
舌を上顎に吸いつけていたりすることがある。
・顎が開かなくなったり、 開くときに痛みを感じた経験がある。
・下顎の骨がごつごつしている.
・頬のまわりの筋肉が固くて、いつも緊張している気がする。
④噛みしめや歯ぎしりの習慣をやめるもっとも効果的な方法は、唇を閉じて歯を離す感覚を覚えることです。
「唇を閉じて,上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」ことを意識してみてください.
このことを1日に何度も練習してください。
⑤この簡単な方法で、顎の関節とお口のまわりの筋肉は非常にリラックスし、緊張やこわばりから解放されます。
また,知覚過敏が軽減し、歯の寿命も格段に伸びるということが報告されています。
えんどう歯科