著者 中村 正人
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ダウンロード間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)無料PDF中村 正人ダウンロード 間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)無料 ePub中村 正人 - 内容紹介 < 2020年、政府は訪日外国人数4000万人という目標を掲げているが……> 「正直、もう来ないで! 」と悲鳴を上げている観光地も! ●観光公害 →「地域住民vs.殺到する外国客」 ●地元に観光収入が落ちない →「中国系違法白タク、ヤミ民泊の増加」 「外国客が増えても消費額は増えていない」 ●訪日外国人の伸びが失速 →「関係悪化でも増える中国人、激減する韓国人」 いま、訪日外客人の伸びが失速しているという。 訪日外客数2位の韓国客が減った影響だけではない。これまで多くの観光客を送り出してきた台湾(同3位)や香港(同4位)もそろそろ頭打ち。さらに、外国客による消費額は、観光客数が増えてもそれにともなって伸びていない。 これまでインバウンドを推進する旗印だった「経済効果」が揺らいでいるのである。 数値目標を掲げ、質を問わずに「数を追う」ことばかりを重視してきたインバウンド戦略によって、外国人観光客をめぐるストレスや葛藤も山積している。 本書では、外国客の増加が我々の近未来に与える意味を、統計データやインバウンド市場の長期的な観察に基づいてレポート。 「インバウンドはもはや観光の話だけでは収まらない、いくつもの希望と難題を併せ持つ21世紀的現象である。本書はその全体像を解き明かそうとするささやかな試みである」(著者)。 まえがき ──誰のための観光客誘致なのか 序章 なぜこんなに外国人観光客が増えたのか 震災から7年で訪日外国人数5倍増 訪日客の10人のうち9人近くはアジア客 訪日外国人が増えた8つの理由 潤う宿泊産業と外国客による消費の期待 日本人の理解を超えた不愉快な出来事も 数が増えても消費額が増えない異変が起きている 第1章 訪日外国人の増加がもたらす不愉快な出来事 観光公害とオーバーツーリズムの日本的特徴 「国境の島」対馬のジレンマ 東京オリンピックに向けた規制緩和と民泊市場 民泊問題は「非居住型」にある 民泊新法(住宅宿泊事業法)成立とその後 ツアーバス事故の背景に“無法状態" アジア市場から求められたコストダウン 東シナ海は中国人のためのレジャーの海に!? 大量寄港は日中双方が歓迎したが…… みやげもの店からのマージンが中国人ガイドの収入源 中国式ビジネスモデルの限界が訪れるとき アジア客の受け入れを在日アジア人に任せた経緯 「爆買い」狂騒曲に踊らされた渋谷 「爆買い」終息後の殺伐たる光景 第2章 日本人が知らない外国客の事情と胸の内 「爆買い」は華人の本能 日本の商業施設に新しさは感じない 1人当たりの消費額トップは中国ではない ECの普及と中国の消費者心理の変化 「中国人富裕層」という誤解 本物の富裕層旅行とは 「クールジャパン」という内輪受け LCCは日本よりも先にアジアで普及した 民泊は中国客のニーズにぴったり 中国系「越境白タク」が増殖した理由 リーケージはローテクからハイテクへ キャッシュレス後進国、日本 間違いだらけの外国語表示 曖昧な日本語の直訳では魅力が伝わらない 日本語の堪能な外国人が日本通とは限らない 相手の気持ちがわからなくて「おもてなし」? 第3章 訪日外国人の大半はアジアの中間層 国際比較でみる日本のインバウンド 観光分野の競争力、日本は4位 「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)」の狙い オープンスカイ協定と地方空港の新展開 佐賀空港の誘致ストーリー裏話 ビザ緩和がアジア諸国に与えた影響 小刻みに緩和を進めてきた中国の事情 「外国客の消費力」をメディアも後押し 転機となった東日本大震災 日本人は出不精、アジアの人々は出たがり? 中国の娯楽遊興費は日本より高い カジュアルクルーズを好んだ中国の中間層 活力あるアジアの中間層の実像を理解するために 第4章 インバウンドは地域の生き残りのためにある 日本が抱える不確定要因とジレンマ 中国客を減らされた台湾、香港、韓国 関係悪化でも訪日中国人が増える理由 相手次第で自分の価値が変わる残酷さ インバウンドを育てるべき3つの理由 目的はいまも昔も変わらない 自分の地元は生き残れるか 終章 オリンピックでの観光客の受け入れはどうなる? 成田空港に閉じ込められた1日 日本人の海外旅行者数はこの25年間増えていない 近隣の国々の事情を知らなければ始まらない 中国のビジネスエリートが子弟に学ばせたい日本 ハイスペックな外国人人材を活用せよ QRコードよりカードの普及が先決か 地域の「顔」をつくる あとがき 我々は彼らの変化にどこまで気づいているか
2020年、政府は訪日外国人数4000万人という目標を掲げているが…誰のための外国人客誘致なのか。「数を追う」ことより中身の検討を。質を問わずに誘致を進めるだけでは意味がないのである。訪日外国人が増えることの明暗も含めた我々の近未来に与える意味を、統計データやインバウンド市場の長期的な観察に基づいてレポート。
以下は、間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 新書らしく、”売り”に振ったタイトルや帯がつけられているが、なかなかの好著。ファクトベースに実態をまとめ、世間一般の認識は違う。これから我々のとるべき道は・・・という新書の鉄板セオリーの流れのモノだが、よく出来ている。この本でも紹介されているが、アレックス・カーの『観光亡国論』と併読すると良いと思った。ところで、蛇足だが、あとがきに、極東ロシアの人が親日的である理由として<1990年代ソ連崩壊後、中古車の売買等民間貿易により日本に好意を持ち始めた>などという記述があるが、これは、浅薄すぎる見方だろう。東西対立の激しかった70年代~80年代前半のソ連時代から、連邦内では反日誘導をしていない。日本人はよく働く。戦後、一度は壊滅に追い込まれた日本は奇跡の復興を遂げた。日本のように我々も労働すべし。というのがソ連共産党の国民に対するプロパガンダ。80年代初頭、シベ鉄に乗ってウラジオストックからモスクワを経て旧レニングラードまで行ったことがあるが、現地でヤポネ?と解ると老人から子供まで喜んでくれる。「日本は素晴らしい。アメリカは悪魔の国でアメリカ人は世界を潰すが、日本とは仲良くできる。一緒にやろう」と言われるのがパターン。向こうの小学校教育の中で、日本は見習うべき国だと教えている。という話も聞いた。 我が国のインバウンドについて、その現状と課題を多角的な視点から捉えている。 近年の外国人来日客の増加の背景に何があるのか。いわゆるオーバーツーリズムの問題にどう対処したら良いのか。外国人観光客が日本に求めているのは何なのか。インバウンドを地方創生に結び付けるにはどうしたら良いのか。今年(令和2年)開催予定の東京オリンピック・パラリンピックで準備しておくべきことは何か。 本書には、そうしたインバウンドに関する諸問題と対応策が語られている。 我が国のインバウンドを考える上で非常に参考になる一冊である。 Tags:間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)PDFダウンロード間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)PDF間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)のePub間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)ダウンロード間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)オーディオブック間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)ダウンロードブック間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)発売日間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)試し読み間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)ネタバレ間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)amazon間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)download間違いだらけの日本のインバウンド (扶桑社新書)kindle