著者 塩野 七生
5 5つ星のうち 11 カスタマーレビュー
ダウンロード海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)PDF amazonダウンロード海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)Amazon塩野 七生 - 受賞歴 第3回(1981年) サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞 内容(「BOOK」データベースより) 交易に命運を賭しながらも、その美しい国は、トルコとの長い抗争・新航路発見の嵐を経て、“質から量へ”の近代の夜明けのなか、ナポレオンの侵略によって滅亡する。“地中海の女王”と謳われた海洋国家の歴史を描く華麗壮大な叙事詩。
以下は、海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 私の敬愛する竹田青嗣氏によれば、世の中の価値観は「真・善・美」に集約されるという。この考えが正しいのであれば、歴史の場合、「善・悪」の価値観で評価するのではなく「真・偽」の価値観で認識すべき「事象」のように思う。「情」と「理」の対立軸でいうならば、「情」で評価するのではなく、「理」で評価すべきなのではということ。塩野女史の著書を通読していると、彼女の歴史観というのは、、常に「善・悪」や「情」でなく、「真・偽」及び「理」の視点で認識しようとする姿勢があり、非常に気に入っている。しかしながら、塩野女史は、「善・悪」で評価はしないものの、「好き・嫌い」で評価しているところは読み手も共感できるところだ。本人も言及している「カエサル」好きはともかく、「ヴェネツィア」に対する彼女の愛情はこの著書を読みながらひしひしと読者に伝わってくる。下巻の394ページより、「栄枯盛衰が歴史の理ならば、せめてこのヴェネツィアのように、優雅に衰えたいものである。そして、ヴェネツィアが優雅に衰えられたのは、ヴェネツィアの死が、病気や試練をいく度も克服してきた末に自然死を迎える人間の、死に似ていたからではないだろうか。」あらゆる苦難を国民の団結と知恵で切り抜けてきたヴェネツィア。私はこの「第13話 ヴィヴァルディの世紀」の最後に記されたこの文章を繰り返し読みながら、すっかりヴェネツィアの虜になってしまった。 1989年の文庫本で流石に何回転したのかと、うならせますが内容が塩野七海シリーズなので楽しんでいます。 Tags:海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)PDFダウンロード海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)PDF海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)のePub海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)ダウンロード海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)オーディオブック海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)ダウンロードブック海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)発売日海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)試し読み海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)ネタバレ海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)amazon海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)download海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉 (中公文庫)kindle