【終了しました】
第40回東北地方民俗学合同研究会青森大会開催要項
テーマ「撮ること・残すこと・活かすこと-民俗と映像記録-」
【日時】令和6年11月16日(土)13:30~17:30(受付開始12:30)
【会場】弘前大学人文社会科学部4F「多目的ホール」(青森県弘前市文京町1)
(アクセス)JR弘前駅から
・徒歩の場合(片道約20分)
・タクシー利用の場合(片道約5分)
・弘南バス利用の場合(片道約15分)JR弘前駅前(中央口)【3番のりば】「小栗山・狼森線」または「学園町線」に乗車
【弘前大学前】または【弘大農学生命科学部前】で下車
(※大学構内には自家用車等の駐車ができないため、公共交通機関等のご利用をお願いいたします。)
【開催趣旨】
映像に関わる技術の進展は著しい。この20年程の変化は、大まかに次の3点にまとめられよう。
・民生用の撮影機材だけではなく、高性能の録画機能を有するスマートフォンの普及による「撮影の一般化」
・比較的廉価なソフトウェアで映像編集ができるようになった「編集の一般化」
・映像データをデジタル化し、インターネット等で他人と共有したり、広く発信したりできるようになった「共有・公開の一般化」
これに伴い、民俗調査の場面においても様々な変化が感じられるようになった。例えば
・祭礼の様子を映像記録用に撮影しようとしたところ、その場に居合わせた他の観光客たちが一斉にスマートフォンを掲げ、録画しだした。
(わざわざ民俗調査者が映像記録を作成する意義は何か。)
・伴奏の笛吹きを担当するようになった者が、先輩の演奏の様子を撮ったスマートフォンを見ながら自宅で練習し、笛を習得している。
(映像記録が伝承の場面で生成され、活用されている。)
・個人撮影され、フィルムやテープ等で保管されていた過去の映像記録が、デジタルデータ化によって視聴しやすくなり、幅広い人がそれを見ることになった。
(過去の映像記録が再発見され、見直されている。)
・文化財指定された芸能や祭礼の映像記録が、教育委員会等制作のVHSやDVDではなく、動画共有サイトにより参照されている。
(映像記録の価値が、記録媒体の特性により相対的に変化している。)
民俗調査者にとっての映像記録、伝承者にとっての映像記録、民俗伝承を取り巻く多く人たちにとっての映像記録のあり様が変化している。
民俗学における議論もアップデートされなければならないだろう。
それは伝承の現場のすぐそばで活動している我々東北地方の民俗学者にとって大きな課題である。
【主催】青森県民俗の会
【共催】弘前大学人文社会科学部地域未来創生センター
【参加団体(予定)】秋田県民俗学会、岩手民俗の会、東北民俗の会、福島県民俗学会、山形県民俗研究協議会
【会費】資料代として当日会場受付でお一人1,500円をお受けいたします。
【懇親会】大会終了後(18:30~)、JR弘前駅前での開催を予定しております。
会費はお一人6,000円程度を予定、当日徴収、詳細は後日連絡いたします。
【参加申し込み】令和6年9月2日(月)~10月20日(金)の期間に下記の方法にてお願いいたします。
(1)団体申し込み 各県の民俗学研究会事務局を通じて下記の大会事務局へメールまたはFAXにてお申し込みください
(2)個人申し込み 下記の大会事務局へメールまたはFAXにてお申し込みください。
(3)会費及び納入方法 大会資料集代として、当日会場にてお一人1,500円をお受けいたします。
【大会事務局(お問い合わせ・お申し込み先)】青森県民俗の会 事務局 小山隆秀(おやまたかひで)
〒030-0802 青森県青森市本町二丁目8-14青森県立郷土館学芸課内
TEL017-777-1585(代)・FAX017-777-1588、Eメールtakahide_oyama@pref.aomori.lg.jp