2009年春のマレーシア滞在では、多くのマレーシア作家との出会いがあった。
クアラルンプール在住のアーティスト数名と会うことができ、作品のプレゼンテーション等をしてもらった。
毎日いろんな人と会うので、名前を覚えるのが大変だった。発音とかも難しかったりして…。
3月21日
この日、服部の友人でマレーシア在住日本人、西川君と中華料理店で落ち合った。
そこで彼が、二人のアーティストを紹介してくれた。
コク・シュウワイとソウ・イーという女性で、中華系のマレーシア人だ。彼女達は、大学の先生をしながら作家活動をしている。共に海外留学でアートを学んだという。若いけど熱心で、ギャラリーの運営にも携わっていた。翌日、シュウワイは、サオピンという男性アーティストも紹介してくれた。
Siew-wai
小柄で若々しく見えるが、話をしてみると、しっかりしていて、芯の強さが感じられた。
3月22日
ナジブとハスナールの紹介で、ナショナルアートギャラリーでマスヌールとアーマッドという二名の男性アーティストと会うことになっていた。二人は「マタハチ」というアーティストグループのメンバーで、マレーシアでは名の知れた作家らしい。
作品をいろいろ見せてもらうため、美術館の上映室を使わせてもらったのだが、美術館スタッフが不慣れなのか、ノートパソコンとの配線が上手く行かない。せっかく大きなスクリーンがあるのに、そこに映像が投影できず、結局床に座ってノートパソコンを皆で覗き込むようにしてのミーティングとなった。
見せてもらった作品は、なかなか印象的な作品が多く、とても興味深かった。
Masnoor
長い髪を結んでいて、アーティストっぽい雰囲気が漂っていた。穏やかな話し方だった。
3月23日
この日も、ナショナルアートギャラリーで二名の若手アーティストと会った。
シャロン(女性)とビンセント(男性)。二人とも中華系のマレーシア人で、海外の大学でアートを学んだ。
マレーシアでは、中華系の人がアートを本格的に勉強しようという場合、海外留学を選択することが多いようだ。
Sharon
明るく爽やかな笑顔が印象的だった。優しげなハスキーボイスで、作品の説明をしてくれた。