2009年3月21日
ヒンドゥー教寺院へ行った後、ナジブは私達をインド料理店へ連れて行ってくれました。
インド料理とは言っても、マレーシアの人のポピューラーな食事です。日本で中華料理が一般的であるように、マレーシアの食文化として定着しているようです。
店に入ると、ナジブが私達にお薦めのセットを注文してくれました。
すると、店員さんがテーブルにバナナの葉を皿代わりにしいてくれました。
その後、ライスや付け合わせの食べ物、魚やチキンのフライなどをチョイスします。
その後、ステンレスの缶に入った数種類のカレーを好きなだけ選んで取り分けます。
スプーンを使うこともできますが、現地の人は右手だけで上手に食べます。
後日わかってきたのですが、マレーシアの食事店では、店内に手を洗う場所が設けられていることが多々あります。イスラム教徒の伝統的な食事のスタイル(右の素手だけで食べる)を考慮してなのだと思います。
私達は、取り分けた食べ物を別々に味わおうとしますが、ナジブはせっかくセパレートされた食べ物を、全部手でミックスして食べます。
最初は、「エッ?せっかく分けてあるものを何で?」と思ったのですが、この食べ方もマレーシア流なのです。混ぜちゃったら味がわからないのでは?と思うのですが、彼に言わせると、自分で、好きな配分の「味」を作って食べているのだそうです。
なるほど、日本でいうところの手巻き寿司のような感覚らしい…。かなりワイルドだけど。