マイコンボードの選び方
ADK/ADB(Microbridge) で接続できるマイコンについて
※勉強会の参加者はArduino を使う人が大半です。
もちろん、他のマイコン使いの方も大歓迎です。
市販のADK/ADB 対応ボードを使う
大別すると、プロトタイピングの世界で最も良く使われている「Arduino」ベースのボードと、PIC マイコンをベースにしたタイプの2種類がある。開発環境はどちらも無料。Arduino 版の方が開発は容易、PIC の方が低コスト、といった特徴がある。PIC 版の場合、プログラムの転送にPICKit などのライターが必要。
Arduino 版ADK ボード (Harpy nano) と FTDI シリアルアダプタ
PIC 版ADKボード (RT-ADK mini) と PICライター (PICKit 3)
PIC 版では、USB Host モードに対応した PIC24F シリーズを使用するものがほとんど。Arduino 版は、MPU であるATMega チップがUSB 対応品ではないため、外付けのUSB ホスト用IC (Max341e) を使用している。
ADK/ADB 対応ボードを自作する
1チップマイコンに外付け部品を数個付けるだけなので、自作も容易。回路図は各メーカー、販売店などで公開されている。USB Host 機能のない通常の Arduino(Unoなど) に、USB Host 機能を持たせる USB Host Shield を組み合せる事で、ADK/ADB に対応させることも可能。
Arduino Uno と Sparkfun USB Host Shield (※要改造)
Arduino の場合はATmega328p 以上のマイコンが必須 (ATmega168 ではメモリ不足)
PIC の場合、細かい型番によってUSB ホスト機能のあり/なしがわかれるので要注意。
他のユーザーの使用実績があるもの(PIC24FJ64GB002 など)を選ぶことが重要。
このほかに、USB Host 機能を持ったマイコンボードに ADK/ADB 用のライブラリを開発している個人/グループも多数ある。
・mbed をADK クローンにしたい
http://mbed.org/users/abe00makoto/notebook/mbed_adk/
・STM32F4-Discovery ADK
http://www.youtube.com/watch?v=yeRZhdveV4U
https://github.com/YuuichiAkagawa/STM32F4_ADK/wiki
・LM3S3748マイコンボードでADKしてみた