Harpy nano は株式会社鳥人間が製造・販売している、Arduino ベースのADK 対応ボードです。
必要なもの
・Harpy nano 本体
・USB シリアル変換アダプタ
純正の「Harpy USB Serial」または写真の Sparkfun のアダプタ (3.3V 版)などが使用可能。
・Android 端末
ADK に対応したものが必要です。
・USB ケーブル
1. Arduino のプログラムをPC から転送する際に必要なケーブル
2. Android と通信するためのケーブル
・電源
Android 端末から給電することはできません。 Harpy の純正ACアダプタ(別売り) は 6V, 1.8A 出力です。
Arduino 開発環境のセットアップ
こちら(Arduino.cc) からダウンロードします。
インストールは圧縮ファイルを解凍するだけでOK。
Arduino 用ADKライブラリの導入
ADK 用のライブラリは複数の亜種があり、IDE のバージョン等で互換性の問題が散見されます。
ここでは、当勉強会のメンバーがメンテナンスをしている yaoadk を使用します。
最新のIDE(1.0) で、ADK/ADB(Microbridge) が使用できます。
ライブラリのインストール方法
1) こちらから、Zip でダウンロード
2) 解凍した中身のフォルダ3つ(Adb、AndroidAccessory、USB_Host_Shield)を
Arduino のライブラリフォルダにコピーする
Windows の場合: Arduino IDE と同じフォルダに libraries というフォルダがある。
Mac OSX の場合: 各自のホームフォルダの書類の中にArduino というフォルダがある。
そこに libraries という名前のフォルダを自分で作成する。
3) Arduino IDE を起動していた場合は、一度終了して再起動する。
ボードとPC の接続
1) Harpy ボードとシリアルアダプタを接続。
3.3V と5V を切り替えられるアダプタの場合は3.3V になっていることを確認
2) USB ケーブルでPC に接続。
3) ドライバのインストールが必要な場合は手順に従ってインストール。
インストールの際に必要なファイルが無い場合は、こちらのVCP ドライバをインストール。
(Mac 版、Windows 版ともに 32bit 版/64bit 版があるが、2012年5月現在、
どちらも同じファイルをダウンロードするようなので悩まなくて良い。)
※プログラム書き込みの際、AC アダプタは不要。
ボードの選択
Arduino IDE のメニュー Tools > Board > からボードを選択。
Harpy はArduino 純正品ではないので、メニューにでないが
Arduino Pro or Pro Mini (3.3V, 8 MHz) w/ ATmega328 相当なので、それを選択する。
(こちらの記事も参考に)
シリアルポートの選択
Arduino IDE のメニュー Tools > Serial Port > からポートを選択。
Windows の場合はCOM3, COM4 というような名前になる。
Mac OSX の場合は /dev/tty.usbserial-Axxxxxxx といった名前になる。
(/dev/tty. と/dev/cu. の2つ出るが、同じもの。)
プログラムの作成と転送