SHIBAURA探究1期生の未来創造ベンチャー フェーズ1(高校1年生)の記録です。
SHIBAURA探究1期生の未来創造ベンチャー フェーズ1(高校1年生)の記録です。
今回は中学までの振り返りとして、
中2と中3の結果を比較しながら、数値がプラスになった点やマイナスになった点を自分なりに考察してみました。また、高校生になって、自分が更に伸ばしていきたいところも考えてみました。
SITの掲げている25の分野一覧から興味のある分野を3つ選び、その理由を書いてもらいました。その後、周りの4人の人の話を聞いて、自分の考えとの共通点や相違点などを比べて、知見を拡げました。最後に、今後取り組みたいプロジェクトを考えてもらいました。
「すごいと思うテクノロジー」に関して、教員5名が各自紹介しました。「QRコード」「Generative AI」「虹彩認証」「宇宙を知るための巨大な装置(スーパーカミオカンデ)」「日常の持ち物の革命(スマホ決済)」を各教員独自の切り口で生徒に一人3分の持ち時間で話をしました。後半は、生徒へのミッションとして、「実装されたプロダクトやシステムで自分がすごい!と思ったものや思うものを調べてもらいました。
本日のミッションは「SIT7を意識しながら、企業のV字回復例を調べる」というものです。自分が気になる企業を調べて、成長・売上・効率化など、興味深いシステムを導入している企業をリサーチした。
本日も引き続き「SITで企業のV字回復例を共有しよう」というミッションで、同じ学系ごとに4・5人のグループに分かれて情報交換を行った。その後、学系を超えてグループを作っって、意見交換を行った。
本日のミッションは「未来創造ベンチャーでどんなことがしたいかを考える」です。課題を立てて、事前計画書(テーマの仮決め)の作成に着手しました。自分が思う理想の状態を明確化し、そこからテーマ決め(問い作り)を始めました。
本日のミッションは、「未来創造ベンチャーのテーマをより多くの人とプレゼンし合ってテーマの解像度を上げる」であった。まず、各自売り込みの内容を考えて、お互いに評価し合った。1人につき、1000円の投げ銭を受け取り、良いアイデアの人には投げ銭をするというものだった。
本日のミッションは、「未来創造ベンチャーのテーマの解像度を上げて、決定する」であった。「Think Bigger」という本を参考にしながら、ゴールを決定し、逆算してテーマを決めていった。レベル分析を行って、自分のスウィートスポット(実現可能なところ)はどこかを考える。
これから探究活動を始めていくにあたって、リサーチスキルについての講義を行いました。新規性や再現性とは何か、先行研究の資料集めの方法について学びました。これらは、今後進学した先での専門分野の研究にも生かせるものでした。最新の論文は英語で書かれているものが大半なので、英語をツールとして使いこなす必要性も実感できました。
「英語で書かれた論文やWebの記事などを翻訳するときにただ翻訳していたが、ほかにも自分のレベルに合わせて直す機能などがあることを知った。また、これから自分のアイデアを発表するときなどは先行研究がないかなども気にしていかないといけないと思った。」
「理学と工学の違いについて、再現性や新規性の観点からも知ることが出来た。また、研究職につくためにはその分野の知識だけでなく、英語力も必要だということを知れた。」
本日のミッションは「2学期最初の授業で行う探究計画書の準備」です。前回の提出物を確認して「STEP」を再度確認しました。「STEP」の解決がテーマの解決に繋がるようにしました。「STEP」の組み合わせを考える場合、領域内・領域外からの視点を意識するように試みました。特に、領域外からのアイディアを見つけるように努めました。
学系別にスライドを使用しながら、発表を行いました。生徒が司会進行も兼ねながら、順番に発表していきました。お互いの発表を見ることで、非常に有意義な学びとなりました。
ここから3回の授業をつかって、教員への壁打ちを行いました。探究の構想を1チームずつ個別に話し、探究を進めるにあたり、テーマが大きすぎないか、先行研究の調査は十分か、言葉の定義が曖昧ではないかなどを確認します。他者に話をすることで、生徒たちは自分がやりたいことを明確に、具体的にすることができました。
「自分の凝り固まった意見だけでなく第三者の意見を聞くことができてとてもよかった。今回は先生に意見をいただいたけど、友達や、家族などにも聞いて別の視点からの意見も聞いてみたい。」
「今回はあまり進捗を得ることができませんでした。次回からはプロトタイプを終わらせなければいけないことを意識して取り組まなければいけないと思いました。今までの探究ではできていたことが全くできていないように感じるので、どうにかしたいと思いました。」
教員との壁打ちを踏まえて、いよいよ探究活動を開始するフェーズに入ります。昨年度までと異なり、自分たちで一から考えて、自分たちで動かなければ何も進みません。教員も、3D CADを使いたい、論文を調べたい等、希望はできるだけ叶えられるように動いています。今後が楽しみです。
「今日は3DCADを使って傘を作っていたのですが今まで僕の考えを投影してみるとどうなるのかが視覚として理解ができていろいろな改善案やいろいろないいところが見つかりました。」
「私たちのテーマに似た開発を行っている企業が日本国内において驚くほど少ないということが改めて分かりました。少々ニッチなテーマであることは自覚していましたが、まさかここまでとは思わず。大きな壁に早速ぶち当たっております。」
各チームの探究テーマに関して、プレ発表の動画を作成しました。他の生徒が予め動画を視聴し、建設的なフィードバックを行う取り組みを行いました。生徒は活発にフィードバックを行っていました。
「フィードバックを様々な人からもらうことで、今まで考えなかった欠点や気づきを得ることができた。今回の意見をもとに、この先のプロトタイプ製作や、その後の探求活動に生かしていきたいと思います。また、これからもこのような機会を設けてより良いものを作っていこうと思います。」
「実際に自分のプロトタイプを使っている人から意見をもらったので、その意見を反映し、改善できるようにコーディングを頑張っていきたいと思う。また、今回の授業で建設的なアイデアをもらったので、それを基にプロトタイプ自体の改善と、今後の新機能の案を練っていきたいと思った。」
発表内容のキャッチ―なタイトル(他者を惹きつけるタイトル)と学術的な副題を考える取り組みを行いました。生徒はそれぞれ試行錯誤をしながら、他の生徒や教員と相談をしながら、タイトルづくりをしていました。
「キャッチコピーの話を聞いたとき、確かに、面白そうな名前や印象に残る名前だったら、普段は興味がない分野のプレゼンとかを見たいと思えるなと思ったので、自分も人を引き付けられる題名をたくさん考えられるようになりたいと思った」
「GPTにタイトル案を考えてもらったが、どことなく古臭いというか、なんかよくあるような感じの案しか挙げてこなかった。創造という面ではまだ人間に分があるなと思った。AIも万能ではないということを思い知らされた。」
学術的な副題を考えるのは難しかったようですが、何度も相談しながら改善を重ね、副題を完成させました。
「キャッチコピーを考えるのは案外簡単だったが、副題を考えるのに苦戦した。パッと見て何をやっているかわかるような副題を考えるのが自分には難しかった。特に理工系の知識を加えるのが大変だった。」
「今回からポスターの作成に取り組んだ。ポスターでは今まで自分が取り組んだものを一からやるため一年間の振り返りのようでとても良かった。また、自分の中で納得できるとても良いタイトルが考えられたのでそれに見合う発表を探究DAYでしたい。」
中間発表に向け、発表のポスター作製をしました。論文やポスター発表の形式(「序論」、「方法」、「結果」、「考察」、「今後の展望」)で作成をしました。
「ポスターに考えをまとめることで、自分の考えを具体化していくことが出来た。また班員同士で考えを共有することも出来たと感じる。ポスターを使い探究DAYでは、たくさんの意見をもらいピックアップしていきたい。自分たちがやりたいこと、客観的にみてどの機能が需要があるのかを見極める大切な日であると思う。そのためのポスターなので、丁寧に作った。」
「探究DAYで発表するときに自分の考えをうまく伝えて共感してもらえるようにわかりやすくポスターを書いたりしました。またポスターを作っているうちにまだ調べが足りてないなと思うところがあったので、そういうところを調べていきたいと思いました。」