【松茸採り:大町市岡村さん】2010.10.10

長野県大町市では9月中頃から、秋の味覚のひとつである松茸のシーズンを迎えています。

香りのいい松茸は人気で、毎年松茸採りを楽しみにしている人も大勢いて、そのひとりに、同市七倉高瀬入の七倉山荘を運営している(✳︎ 現在は引退)安曇野市穂高の岡村康弘さんがいます。

松茸の採れるところを「しろ」と呼び、普通の松茸採りは「しろは家族にも教えない」と言います。が、人のいい岡村さんは、友達で、安曇野市豊科の三澤清さん、多加子さん夫妻に大町市のしろを教え、三沢さん夫妻は今月初めに、29本、3、5キロもの松茸を採りました。

一番大きな松茸は傘が開き、直径は24、25センチ、長さは28センチ、630グラムありました。

松茸は100グラム当り、4000から5000円すると言われ、お吸い物にする小さなものほど高いそうです。

三澤さん夫妻の採った松茸は、ツガの木の周辺にあり、ツガタケとも言われており「最近は良いことばかりが続いている。ツガタケではこんな大きなのは初めて」と、清さんは大喜びし、多加子さんは「おとうさん、えらい稼いだって言われるよ」と、笑っていました。

岡村さんは、キノコ歴が40年のベテランで「過去にはもっと大きなのも採ったよ。1キロくらいあったかな」と、話しており、さらに友達が加わり、翌日すき焼きで食べたとのことでした。

大町市では11月初旬頃まで松茸採りを楽しめるようです。