【JR大糸線の6駅がリニューアル:長野県北アルプス山麓】2010.8.11
JR東日本の大糸線で6駅が次々とリニューアルし、そのうち最後の南小谷(おたり)駅が今月11日、新しくなってお客さんを迎えています。全国のJR、長野県、観光団体がタイアップして10月から行う「信州デスティネーションキャンペーン」をきっかけに、駅の顔もイメチェンと言う訳です。
どの駅も周辺の環境や地元の建物などに合わせて変わりました。豊科駅、穂高駅、有明駅はすでに3月に、信濃大町駅は7月22日に、信濃松川駅は8月6日にリニューアルしました。
(以下の順に掲載していますが、ホームページにアップした日付です。)
南小谷駅 信濃大町駅 信濃松川駅 豊科駅 穂高駅 有明駅
【JR大糸線南小谷駅の改装】2010.8.11
南小谷駅は、塩の道、千国街道の周辺特徴を考慮し、「街道の庄屋」をイメージしています。正面を庄屋風の外観にし、待合室にはクーラ―も入り、冬には一段高い畳の間には、こたつが入ります。雪の多い小谷村ならではですね。
観光案内の看板の脇に立つ真っ赤なポストは、駅のお気に入り。お客さんが利用しやすいように、近いうちに出入口近くに移されます。
南小谷駅は、新宿発特急あずさの終着駅で、南小谷駅から糸魚川まではディーゼルが走っています。駅のすぐ脇には、新潟県糸魚川に注ぐ姫川の清流が水音を立て、爽やかさを醸し出しています。
原生林に囲まれた静かな村に、春はギフチョウ、ヒメギフチョウが舞い、村内のあちこちに薬用として植えたキハダの周辺では、夏にミヤマカラスアゲハを見ることもできます。
のんびりと塩の道、千国街道を歩き、山の露天風呂の温泉に浸かれば、きっと身も心も癒されるでしょう。
【JR大糸線信濃大町駅の改装】2010.8.13
大町市には、関西電力の黒部ダム・アルペンルート、東京電力の高瀬ダム、七倉ダム、国土交通省の大町ダムなどがあり、山麓(ろく)からは爺が岳、鹿島槍ヶ岳、白馬連山などを眺望できます。信濃大町駅は北アルプスに挑む、多くの登山者で賑わいます。
周辺の特徴を踏まえ、信濃大町駅のイメージは「山小屋風」。赤い屋根はかつての駅の姿を反映させ、県産材の杉で壁を張り替えました。
駅舎の中に市観光協会も入り、より一層観光に力を入れ、多くのお客さんをおもてなししようと張り切っています。
駅そばはおいしいと評判ですが、いつかご紹介しましょう。
【JR大糸線信濃松川駅の改装】2010.8.13
松川村には安曇野ちひろ美術館があります。信濃松川駅は「芸術と文化」のちひろ美術館をイメージした、近代和風の駅舎です。
夜の駅舎はどのように映るのでしょうか?
【JR大糸線豊科駅3月に改装】2010.8.24
2010年3月8日にリニューアルしました。
スイスの自然がコンセプトでとんがり屋根。外壁や建具も新しくなりました。
【JR大糸線穂高駅3月に改装】2010.8.24
穂高神社に合わせた木の外壁を強調した駅舎です。屋根もどことなく神社っぽいですね。
3月3日にリニューアルしました。
駅舎に向かって右側に道祖神が祀られています。道祖神は、道路の辻、村境などに祀られ、外から来る邪悪をさえぎる神と言われたようです。安曇野には、男女が手を取り合っている双体像と言われる道祖神があちこちにあり、穂高だけで83体もあると言われています。
【JR大糸線有明駅3月に改装】2010.8.24
山小屋風に、外壁には丸太を使って3月にリニューアルしました。