【(終了)どくとるマンボウ昆虫展:長野県青木村・信州昆虫資料館】2010.4.17

終了しました。

作家の北杜夫さん(東京都世田谷区)の著書「どくとるマンボウ昆虫記」に登場するチョウや虫を、北さんの昆虫記と一諸に展示する「どくとるマンボウ昆虫展」は4月17日(土)から5月30日(日)まで、長野県青木村の信州昆虫記念館で開かれる。

昆虫展は、栃木県日光市の新部公亮さんの企画、立案によるもので、新部さんの「少年時代からの夢」を具現化したもの。新部さんは、少年時代に昆虫記を読み「いつかはこの虫たちを全部集めて、北さんに見せるんだ」と心に誓った。2008年4月に日光市での展示を皮切りに、全国で開いている。

コレクションの大半は、北さんが青春時代を過ごした、松本周辺の王ケ鼻・三城・入山辺・上高地・燕岳などで採集した虫たち。青木村からひとつ峠を越えれば松本市。昆虫記の本文と共に、当時の北さんに思いを馳せながら、チョウや虫たちを見ることができる。

昆虫記は、北さんの「どくとるマンボウ」シリーズの中の1冊で、1961(昭和36)年、中央公論社から刊行された。登場するチョウや虫を、北さんの思い出や伝説、ギリシャ神話などと結びつけてユーモアを交えながら著し、細かい観察の目で、チョウや虫たちを見つめている。

2階特設会場で、午前10時から午後5時。毎週月・火曜日休み。

入館料は200円(中学生以下無料)。マンボウ昆虫記のサイン本100冊限定販売の特典付き。