【本間利也さんのライブで盛り上がる:真冬の大町市】2012.1.16

長野県大町市の大町商工会議所女性会は16日、大町市平 日向山のくろよんロイヤルホテルで、大町市出身のシンガーソングライター本間利也さんのコンサートを開きました。大町市で開く利也さんのライブは、昨年の暮れに続いて2回目。雪と氷で覆われた真冬の大町市でのコンサートでしたが、65人が参加し、利也さんの澄んだ歌声と熱気で会場は盛り上がりました。

昨 年の夏に発売したCDの中に入っている、大町市で見た真冬の自然現象「ダイヤモンドダスト」など数曲を、ギターを弾きながら歌いました。この曲は、ふるさ と大町市でたった一度見たダイヤモンドダストと、恋人への思いを重ねています。歌詞も素敵です。ぜひDCを求めて、お聞きになってください。

会場のみんなと一緒に「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川」で始まる「故郷(ふるさと)」も歌いました。利也さんにとっての大町市は、きっと故郷の歌詞にある「雨に風につけても 思い出ずる ふるさと」なんでしょうね。

「上 京するまでは、大町の水や空気を全く感じないまま、過ごしていた」と言う利也さん。「田舎の大町は嫌で都会にでた」と話してくれました。上京する時、高速 バスの中で「あれもしたい、これもしたい」と思っていたそうですが「(ギターを弾いて歌う)今の姿になるとは思ってもいなかった」と言います。

利 也さんは、生活のために酒屋さんでアルバイトをしていますが「離れてみて、親のありがたみを知り、お金はこんなにしないと稼げない」ことも、学びました。 そう話す利也さんを、会場の後ろでそっと見守っていたおかあさんの姿がありました。お母さんの胸にも、親を思う利也さんの温かな言葉が響いたでしょうね。

主催者である大町商工会議所女性会の皆さんなどからは、幾つもの花束が贈られました。

また、今も利也さんを支えてくださっている方々がおられます。エムズレコーズ(東京都世田谷区)社長の水野正貴さん(左)と、長野県でCD販売や、マスコミ対応に励んでいる塩原書店の塩原義夫さん(右)です。

おばあちゃんに誘われてきたと言う、松川村緑町の3きょうだいに、ライブの感想をお聞きできました。

双子の弟(中学3年)「声が意外に高かった。地声と違う。イメージでは低いと思っていたが、全然違ってた。ビッグになってほしいです」

双子の兄(同)「声がかすれてなかった。流れるような声が、美しかった。有名になってほしいな」

姉(高校1年)「ギター弾ける人、かっこいいよね」

最後に、会場のくろよんロイヤルホテルの営業支配人柏原清さんは「今日はっきり分かったのは、利也さんはお母さん似だと言うことです」と、笑っていました。利也さんのお父さんのことを、よく知っている柏原さんならではの感想ですね。

利也さん、これからも頑張って歌い続けてくださいね。