【予定を超えた143人が、信濃おおまち達人検定受ける:長野県大町市】2011.3.27

長野県大町市で26日、予定を大きく超えた人たちが「信濃おおまち達人検定」を受けました。

牛越徹市長(奥の中央)の挨拶の後、検定を受けようとする皆さん(本会場)

大町を愛する地域の方々や、観光に従事する人たちに、大町市の歴史、文化、観光、資源などの知識を深めてもらい、地域の魅力をお伝えし、大町市への愛着をさらに深めていただきことを目的としている検定です。

小学生を対象にしたジュニアコースと、中学生以上を対象にした一般の基本コースがあり、基本コースで募集をした人数は120人でしが、150人以上が申し込み、別室を用意して143人が検定を受けました。最高86歳から、最小は14歳。大町市のみならず、市街から21人、神奈川県、石川県からの2人も受験しました。結構年配の方がいらっしゃるのがお分かりでしょう。みなさん大町市を愛する皆さんです。

大町市の南の村に住み、大町市をほとんど知らない私ですが、いただいたテキストをもとに受けてみました。その地で生活している皆さんなら、勉強などしなくても知っていることがたくさんあります。その一部をご紹介します。

第1問目からつまずいた検定ですが、回答は4者拓一です。最初の3問は、テープで流す音楽やお話を聞いて、答えるというものです。

まずはその第1問。

テープから聞こえて来たのは音楽でした。盆踊りのような音楽で、聞いたこともありません。

その中の1つだけは取材を通して知っている「信濃恋歌」です。それ以外は全く分からず、でたらめに1番としました。

次はお話です。これは知り合いが出演するので見に来てくれと言われて見に行ったことのある演劇が関係していました。おかげで正解。

机上には紙で折った箱の中に、4センチほどの長い棒のようなものが入っていました。4番目の問題がそれでした。

大町市には「おざんざ」という納豆の酵母をつなぎに使った特産品のうどんがあります。それがどれかというのが4番目の質問でした。その「おざんざ」を食べたのは1回だけありましたが、乾燥した現物をまじまじと見たことのない私は、幅が5ミリほどの太さの、いかにも「うどん」に見えるの3番と書きました。ところが、正解は4番だったのです。やはり、地元で時々食べている皆さんは強かったです。

特産品のおざんざは、そーめんよりも太く、うどんよりも細いのだそうです。一回食べただけでは、乾麺のうどんは分からなかったです。納豆の酵母が入っているとテキストにありましたので、その場で食べてみたらきっと分かったかも知れないと思うと「失敗した〜!」と、大後悔です。

そんな感じに20問以上も適当に書いて、早々に会場を退散。結果は4月11日以降、本人に通知されるとのこと。

大町市は25年ほど隣の市という存在でしたが、多少なりとも関わったのは仕事が関係した4年近く。買い物は雪の多い大町市ではほとんどしなかった私です。

やっぱ、北アルプス山麓に住んでいるので、これを機会にもっと大町市を含めて、北アルプス山麓のことをもっと知らなくちゃ話にならないと反省しきり。

簡単ですが資料はあるので、少しずつ検定問題に関係した大町市を、これからもご紹介していきますね。