【カニステル・ヘンルーダ・クララの種蒔き】2011.2.28
沖縄のカニステル、神奈川県からのヘンルーダ、そして信州のクララの種を先日、ポットに蒔いてみました。
芽が出るかどうかも分りませんが、種の大きさもびっくりするほど違います。面白いのでご紹介しますね。
【カニステルの種】・・・沖縄特派員の新田敦子(あらたあつこ)さんから送っていただきました。
追熟させると、オレンジ色の皮が茶色くなって、柔らかくなります。写真よりももっと追熟させた果肉はペースト状で、甘くって美味しいですよ。
その中に、写真中央のトチの実のような大きな種が入っています。こんなに美味しそうなカニステル。いったいどんな虫が食べているんでしょうね?
【ヘンルーダの種】・・・神奈川県の中村なおみさんから送っていただきました。ヘンルーダの葉は柔らかく、とってもいい香りがします。アゲハの仲間の幼虫が好んで食べると言うことです。中村さんは毛皮の三角ポーチを作っている方です。
【クララの種】・・・北アルプス山麓にあったものです。
クララの花穂は、オオルリシジミの幼虫が食べますが、そこにオオルリシジミはいなく、いたのは、ウスベニオウノメイガの幼虫でした。昔はけっこうあちこちにあったと言われるクララですが、今は見つけようと思っても、なかなか見つかりません。
かつてそこにオオルリシジミがいたかどうかは不明ですが、クララは別の虫の餌になって生き延びていました。種は10センチほどの長さのサヤの中に、豆のように入っていました。
「このまま蒔いても、ほとんど発芽しない。鳥が食べたものと同じ条件でないと無理だろう」とお聞きしています。それほど発芽させるのが難しい種だそうです。
この三つの種を20日、それぞれポットに蒔いてみました。果たして芽が出るのでしょうか?クララだけはカッターナイフで傷を付けて蒔いています。
ポットはレース越しの室内に置いています。冬ですが、日中は25℃くらいあります。発芽が楽しみです。
芽がでましたら、次の報告をしましょう。