【木曽路のやしょうま「お釈迦のおみみ」:長野県塩尻市「道の駅」木曽ならかわ】2015.4.5
用事があり先月木曽路を訪れたところ、塩尻市木曽平沢にある「道の駅」木曽ならかわの店頭に「お釈迦のおみみ」が並んでいました。
桜色を主体にした食べ物コーナーです。
これがそれです。
小さい頃食べた、上新粉を練って作った「やしょうま」に似ています。
お米の粉で作り、1センチ厚程度に切った丸い和菓子の真ん中に、塩付けの桜の花びらが一つ。「美味しそう」っと、思わず手に取りました。なんといっても春って感じですからね。
でも、商品名は「お釈迦のおみみ」。
はて、聞いたことがあるような、でもなぜか納得できないような名前。
お米の粉を練って作ったお菓子は、確か「やしょうま」と呼んだような。模様もカラフルで、金太郎飴を連想させるような絵柄だったような。
でも、「お釈迦様の耳」って、幼い頃、いつかどこかで聞いたこともあるような・・・
私の記憶の整理箱をたどってみると、お釈迦様の誕生日って4月8日じゃなかったっけ?
「今日から店頭に並べた」という、その「お釈迦のおみみ」の販売は、3月8日から。
1ヶ月早く売り出すという作戦かな?
まあどうでもいいけど「すぐ食べるならそのままどうぞ。でも明日食べるなら、軽く焼いてから食べてください」と、言われたままに、当日1、2個いただきました。
生地の中に入れた桜が春を感じさせ、非常にいい香り。生地のうっすらとした色が、上品な甘さを引き立てます。
1日では食べきれなくって、結局ついつい翌日残りを。
オーブントースターでちょっと温め、ご覧のようにちょこっと焦げ目もつけちゃいました。
そしたら、香りが増したように、もっともっと美味しくなり、ペロリといただいてしまいました。
耳たぶみたいに柔らかい生地。その耳たぶを連想される柔らかさを持った「お釈迦のおみみ」に、なぜかちょっと納得したような気分になりました。
そう言えば、やしょうまも、「やしょ」という名のお釈迦様の弟子に、お釈迦様が「やしょ旨かった」と言ったというのが「やしょうま」だとか。
そんな話もいつか聞いたことがあったような・・・
所変われば品も変わり、呼び名も作り方も違うと思うのですが、インフルエンザでダウン4日目ともなれば、木曽路の「お釈迦のおみみ」、また食べたくなりました。