長野県北アルプス山麓大町市にある北アルプス自由市場は、来年5月に咲く丈が70センチ程度になるアヤメの苗を販売しています。
来春咲くアヤメは、今が植え時です。鮮やかな紫のアヤメを、街路や公園、自宅の庭などに植えてみませんか。
5月の農具川を彩るアヤメ:長野県北アルプス山麓大町市
アヤメは、大町市の有志4人が市内相生町の岳都自然園で栽培していました。栽培したアヤメは、市内東側を南北に流れる農具川沿い1、3キロの区間に植え、毎年見事な花を咲かせるために、多くの皆さんに楽しんでいただいています。
しかし、高齢化に伴って病気を抱える会員が増え、やむなくアヤメなどの花を栽培する岳都自然園は閉園することとなりました。
アヤメは大町市内の鷹狩山などに自生するもので、「室町時代から大町にあったという記述がある」と、会の事務局長の猪俣毅さんが言うほど、地域に根ざした植物です。
確かに私自身が猪俣さんに案内されて鷹狩山に行った時にも、またチョウの撮影などで市内のあちこちに行った時にも自生しているアヤメを何箇所もで確認しています。
そのアヤメを岳都自然園で2004年から増やし続け、アヤメは3人の会員たちが入っている「農具川美化委員会」の皆さんが、大町市などの助成金などを受けて、農具川一帯に植え続けてきました。
増え広がったアヤメは、色とりどりのツツジとともに5月の農具川を毎年彩っています。
雨の日のアヤメ:長野県北アルプス山麓大町市農具川
農具川の一部ではこんなに増え広がりました。
この近くでアヤメの時期には毎年、アヤメ関連の商品を販売する売店もオープンするんですよ。
アヤメの群落:長野県北アルプス山麓大町市農具川
会員たちは、毎年たくさん咲くアヤメに目を留めて、アヤメの商品開発も心がけてきました。
アヤメの草木染めがそれです。
アヤメの紫の花や、緑の茎を使って、絹のストール、綿の手ぬぐいなどを、いろんな媒染で染め上げていました。
これはまた別の機会にご紹介できたらと思います。素敵な商品がいっぱいです。
また、大町市内の伝統文化ともなっている和紙のアヤメ染めにも挑戦しました。
アヤメ染めの和紙で作った、こんな可愛らしいマスコットを、北アルプス自由市場で販売していたこともあったんですよ。マスコットにもなったアヤメ染めの和紙の作品
マスコットにもなったアヤメ染めの和紙の作品
秋ともなれば岳都自然園のアヤメは種をつけ、来春に花を咲かせる準備に入ります。
種をつける岳都自然園のアヤメ
アヤメの種は、黒いさやに入っているんです。
種でも増えるアヤメですが、岳都自然園の皆さんは株を分けて増やしてきました。
自然園の東側にはJR大糸線の線路もあり、列車の車窓から自然園一面に紫に咲き誇ったアヤメを見ることができました。これは9月の写真なので、お見せできなく残念です。
JR大糸線列車と岳都自然園のアヤメ
9月に行った時には大小のアヤメがありましたが、咲いた写真を撮ってなくってごめんなさい。
種をつけるアヤメ:長野県北アルプス山麓大町市岳都自然園
アヤメは、なくなり次第終了とさせていただきます。
アヤメの苗販売価格:5、6本1株で600円
(直接掘りに来てくださる方は、日にちなど直接ご相談ください。値段は多少、安くなります)
送料:別途
1万円以上お求めになった方は送料無料
支払い:すべて着払い
郵便番号、送り先住所、氏名、電話番号、Eメールアドレス、お求めになる株数、合計金額、配達希望時間、「ついつい企画のサイトを見た」とお書きの上、FAXでご注文ください。
【お申し込み】
北アルプス自由市場 ( Faxのみ):0261・23・0398
【お問い合わせ】
北アルプス自由市場・岳都自然園代表 佐藤さん 電話:090・3345・5837
ついつい企画より
* アヤメの苗を欲しい方には、送料着払いで、無償でお送りすることもできます。北アルプス自由市場ほどの丈はありませんが、育ててみたい方は、ついつい企画までメールください。産地は北アルプス山麓松川村で、たった1本から育てた紫色のアヤメです。それほどたくさんあるわけではありません。なくなり次第終了です。
2019年4月24日