2025/9/19(金)開催!「アジャイル変革をどのように始めるか?」事例ワークショップを体験しよう
概要:https://techplay.jp/event/970814
運営の丸田です。
5月29日に「組織と人事に対する現実的アプローチを考えるワークショップ」と題したイベントを開催しました。
オンサイト会場はLINEヤフー株式会社様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
今回の LeSSʼ Morning では、「組織と人事に対する現実的アプローチ」を主題に据えて議論を深めました。
このテーマは、昨年の LeSSʼ Yoake 2024 に参加された方々から寄せられたご要望から、LeSSʼ Morning で探究することになったものです。当日は、組織運営と人事評価の在り方を検討するうえで、次の論点を中心に意見を交わしました。
・最悪な評価を探求する
・完璧ではない人事評価は?
最悪な評価を探求する
本テーマではLeSS' Morning運営スタッフの福田がオーガナイザーを務めました。
福田からは、本ワークショップを企画するために考えてきたが、現実的なアプローチの探求は難しいという議論になった。そこで最悪な評価方法を考えることで議論することで、現状から一歩打開するヒントを掴めるのではないか?
という説明があり、参加者とともに探求する内容が決まりました。
・人を評価する方法を洗い出す
・最悪な評価方法を考える
・最悪な評価方法の順番に優先順位を整理する
・どうすれば最悪な評価を改善できるのかを考える
各テーブルでは多種多様な最悪な評価方法が出てきました。
・HRソリューションSaaSなどに外注している(評価基準が可視化されていない)
・上司の主観
・年功序列
・作業量
・業績評価
議論を重ねる上で、以下のような疑問や悪影響が議論されました。
・作業量で評価される組織では、スプリントプランニング等での作業見積もりを形骸化させ、見積もりよりも早く作業を完了させたように見せかけて評価される文化になるのではないか。
・業績で評価される組織では、人事や経理、法務など売上に直接関係していないが、企業に貢献している人が不公平に感じたり、働きにくくなるのではないか。
次は江端にバトンタッチし、「完璧ではない人事評価は?」を参加者と探求しました。
江端から問いかけがありました。
業績というものは自社だけで評価できるものでしょうか。
競合他社がより優れた事業価値や売上を達成すれば競争に負ける。それは、自分の過去の能力以上の評価を上げても競争に負けることもあれば、自分の能力向上をしなくても運の要素で競争に勝つこともあるのではないでしょうか。
実際には業績は競合他社やビジネストレンドのような外敵要因に左右されるにも関わらず、相対評価ではなく自社の業績だけで人事評価を考えていないでしょうか。
また、業績は上がり続けることもあれば、業績が下がる可能性があるのに、人事評価が右肩上がりで設計されていることも矛盾があるのではないでしょうか。
こうした矛盾があるにも関わらず、業績等で評価することは、評価の完璧さ、正しさを求めて評価方法を考えているから矛盾が生まれるのではないでしょうか。
という問題提起のもと、完璧な人事評価を考えるのではなく、完璧ではない人事評価を考えることになりました。
一方でLeSSは、組織をプロジェクト単位ではなく組織全体で捉えようとします。
そして、組織的な現状把握を通じて、より高い適応力と柔軟性を実現しようとするアプローチだという視点が提示されました。
グループでの議論1
グループでの議論2
グループでの議論3
グループでの議論4
議論内容1
議論内容2
議論内容3
議論内容4
議論内容5
今回は参加者22名中18名の方に回答いただきました。
評価制度に対する認識や思い込みの多さに気づかされた。
運の要素に対する理解の差
ワークショップの進行が凄かった
世の中は矛盾だらけだということ。結局は人であること、感情が伴うということ。
評価に遊びの要素をいれることで生まれる感謝の可能性
人事評価について、様々な視点から学ぶことができ非常に勉強になった。
人事制度には運の要素がない(みんな完璧を求めたい)
人事担当者として参加いたしました。様々な観点から様々な立場の方の評価に対する想いやお考えが伺えて大変勉強になりました。
評価についてリアルな話を語れる時間になり、組織規模とステージやフェーズで判断が可変になることを改めて実感しました
また、評価に関する完全性の矛盾は分かっているつもりだったことにも気づき、持ち帰って生かそうと思います
評価制度に対してネガティブな感覚を持っている人が多いと実感しました。ゲーム性と言われるには考えた事がなく発見でした。
評価は感謝
会社の経営には運の要素があるのに人事評価は公平を求めすぎているのではないかというのははっとさせられました。今後、評価のことを考える際にはその観点も考えていきたいと思いました
大きいステップを考えてしまいがちで小さい変数に目を向けられてなかったな、というところと、人事評価になるとシリアスになりがち
理想的な状態を描くのではなく、現状から諸々の変数を考えて変化を起こしていこうとするという思考アプローチの意義
いつもありがとうございます!
現時点で要望ありません。引き続き楽しみにしています!
現状なし
特に無し
持ち物がわかりやすいと助かります。
お酒とピザは非常に嬉しい
今回初参加でしたが、非常に有意義な時間となりました。
今のところまだ思いつかずです。
また興味のあるテーマがあれば参加させていただきます。有意義な時間を過ごすことができましたので、同僚にも共有いたします
lessのワークショップ
いつもありがとうございます
次回も参加します!
特にございません!
ありません。いつもありがとうございます
今回もよい刺激をいただきました。ありがとうございました!
今回のようなテーマが具体的なワークショップも定期的に希望します
特になし
いつもアンケートに協力いただきありがとうございます!いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
アンケートの結果1
アンケートの結果2
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!