2025/9/19(金)開催!「アジャイル変革をどのように始めるか?」事例ワークショップを体験しよう
概要:https://techplay.jp/event/981630
運営の丸田です。
7月25日に「スクラムのプロダクトオーナーとLeSS のプロダクトオーナーの違いとは?」と題したイベントを開催しました。
オンサイト会場は株式会社オプティム様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
今回の LeSSʼ Morning では、「スクラムのスクラムマスターとLeSS のスクラムマスターの違いとは?」をテーマに議論を深めました。
当日は、オーガナイザー江端からワークショップの説明がありました。
スクラムマスターの活動の可視化
単一チームでの活動と複数チームでの活動を整理
他参加者チームの活動から学び、自チームに学びを共有
マネージャー、開発者等から複数チームでのイベント等を無駄と指摘された場合、スクラムマスターとしてどのように振る舞うか検討
このステップでは、スクラムマスターの基本的な役割を可視化しました。
江端からは、「スクラムマスターがスクラムの説明をするだけでは責任を果たすことはできない。ということを念頭に置き考えてみてください」という前置きがあった上で、参加者は以下のようなことを議論しました。
プロダクトオーナー・チームへの支援: チームメンバーの精神面やメンタルケアをどのように洞察し、ケアするか。
Doneの定義の支援: 組織、チームが最低限担保すべき品質の可視化をどのように支援するか。
情報の流れ・意思決定のフロー: 組織内での情報の流れや意思決定の順番やプロセスをどのように可視化・設計するか。
STEP 2:単一チームでの活動と複数チームでの活動を整理
ここでは、スクラムマスターの活動を「単一チームでの活動」と「複数チームでの活動」に分割し、チーム数による役割の違いについて議論が行われました。
単一チームでの振る舞い:単一チームでは、プロダクトオーナー・開発チームの支援など内部の支援に関する活動が多く議論されました。
複数チームでの振る舞い: ブランチ戦略やテスト戦略、ステークホルダーマネジメントなど複数チームが同じプロダクトを開発する上で調整が必要になる部分や担当しているチーム以外への支援が議論されました。
江端からは、このテーマに関連していくつかの問題提起と問いかけがありました。
「スクラムを学んだ人は、単一チームの活動に集中しすぎて、複数チームでの活動への意識が低い傾向がある。」
「単体チームの時は自分たちであらゆる業務を対応するように動くが、複数チームになることで別のチームが対応するだろうと活動範囲が曖昧になる傾向も出てくるのではないか。スクラムマスターとして開発者が見落としがちなポイントを集団心理学の観点から洞察できるのではないか。」
「スクラムマスターが複数チームを支援する時に他チームのスクラムマスターとどのように調整するべきなのか。」
STEP 3:他参加者チームの活動から学び、自チームに学びを共有
このステップでは、自チームだけでなく、他参加者チームの作業内容を観察し、自チームの活動に活かすことを目的として活動しました。
江端からは、最新のLeSSの状況について説明がありました。
「以前のLeSSは各チームから代表者を集めて、他のチームのスクラムイベントに参加する等のガイドがあったが、最新のLeSSでは代表者ではなく、全員が参加するようにアップデートされました。
それは、人によって他のチームから得る学び、着眼点が異なるため、代表者ではなく全員が他チームと議論する形へ変化しました。今回のワークショップで体験してみてほしい。」
他参加者チームの作業内容を観察し、自チーム内でそれぞれどのような学びを持ち帰ったのかを議論しました。それぞれが学んだ着眼点が異なるため、活発に議論されました。
STEP 4:マネージャー、開発者等から複数チームでのイベント等を無駄と指摘された場合、スクラムマスターとしてどのように振る舞うか検討
最後のステップでは、マネージャーや開発者から複数チームでのスクラムイベントの参加が無駄なのではないか。と指摘された際に、スクラムマスターとしてどのように説明・支援するのかを検討しました。
効率性の観点の共有: 「リソース効率」と「フロー効率」の違いを説明するといった議論がされました。
リスク、コストの観点から説明: 人員削減等の理由でキャッチアップが生じた場合のコストやリスクについて説明する必要性について議論されました。
グループでの議論1
グループでの議論2
グループでの議論3
グループでの議論4
議論内容1
議論内容2
議論内容3
議論内容4
今回は参加者15名中13名の方に回答いただきました。
複数チームか1チームかで、観点が異なること
チーム内だけでなく、プロダクトに関わるスクラムチームを横断する考え方
他組織のスクラムマスターがどのように複数チームの支援にあたっているのかがわかり、参考になりました。
他チームが関わる時の考えた方
最後の問い、会議全員参加の理由
スクラムマスターが見るべきチームの外側
nチームの中で起きる出来事に対して、どのようにアプローチするか、特にあまり考えられ難いスプリントレビューを題材に考える機会になりました
複数チームだから起きる難しさ、課題。LeSSの、本は古い。
Lessにおけるスクラムマスターの振る舞い方や意識しないといけないことがたくさんあること
自分では気づかない視点について助言いただき様々な人の考えに気づいた
イベントに全員参加するのがマニュアル解になっていること
lessは全員会議に参加すること。
集団だからこそ生まれる問題、解決策が存在する。
問題:情報の分断、タスクのお見合いが発生する、POの負担増
解決策:プロダクトに向けてどういうアイデアを出すか、出しやすい雰囲気にする。
考えるのが億劫なルールを決めておく。
発表会のような雰囲気は避けるようにする。矢印を対人ではなく対プロダクトにする
集団ならではの考え方があることがわかった
発想の転換が必要なことを理解した
スクラムマスターに求められる雰囲気作りの大切さについて知ることができた
学びになりました!
講演も聞いてみたいです
脳が疲れるくらい考えました!
この設問は必須項目になっているので任意項目にしたらどうでしょう
特に無いです。ありがとうございます。
現状なし
開発者にフォーカスした回もお願いしたいです
アンケートを忘れがちになるので、毎回アナウンスいただけると助かります
特にありません。いつもありがとうございます
特になし
最後で良いので解答例の提示があると参加満足度が上がると思います
カンファレンスのday1でオンライン枠があれば参加したいと考えてます。
楽しかった
いつもアンケートに協力いただきありがとうございます!いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
アンケートの結果1
アンケートの結果2
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!