2025/9/19(金)開催!「アジャイル変革をどのように始めるか?」事例ワークショップを体験しよう
概要:https://techplay.jp/event/969255
運営の西山です。
2月14日に「LeSS' Morning #14 〜LeSS valuesを探求し、育み方を探求する〜」
と題したイベントを開催しました。
オフサイト会場は日本アイ・ビー・エム株式会社様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
7 Organizational Design Principles を取り扱いました。
多くの企業は、個人やチームの生産性、活動、成果物、スピード、リソースの活用を向上させようとします。しかし、これは往々にして全体の価値提供の低下、顧客向け機能の開発サイクルの長期化、適応力の低下につながることを理解していません。
LeSSは、個々の生産性向上などの局所的な最適化に焦点を当てるのではなく、顧客への価値を最大化する為に、組織の適応力向上を最適化する事に重点をおいています。組織が学習をもとに素早く方向転換できることが重要になります。
顧客価値の最大化と組織の適応力向上のために、以下を適用することが肝になります。
From Specialist Roles to Teams(専門職の役割からチームへ)
From Resource-Thinking to People-Thinking(リソース思考から人思考へ)
From Organizing around Technology to Organizing around Customer Value(テクノロジー中心の組織から顧客価値中心の組織へ)
From Independent Teams to Continuous Cross-team Cooperation(独立したチームから継続的なチーム間協力へ)
From Coordinate to Integrate to Coordination through Integration(調整から統合へ、そして統合による調整へ)
From Projects to Products(プロジェクト型からプロダクト型へ)
From Many Small Products to a Few Broad Products(多数の小さなプロダクトから少数の幅広いプロダクトへ)
今回は、各グループが上記の項目から1つを選び、その実践を考えた際に発生しうる「組織的な課題」と「その課題を軽減する方法」について議論 を行いました。
各グループでは、現場での具体的な事例を交えながらディスカッションが進みました。例えば、
「From Specialist Roles to Teams」を選んだグループ では、専門性が求められる業務がある中で、どのようにチームでの共同作業に移行すればよいのかが議論の焦点となりました。特定のスキルを持つ個人に依存しすぎることによるリスクや、スキルの共有・学習のための仕組みが重要であることが指摘されました。
「From Organizing around Technology to Organizing around Customer Value」を選んだグループ では、技術ごとに分かれた組織が顧客価値を最大化するためにどのように再編成できるかが議論されました。ある参加者は、「テクノロジードリブンな組織構造から脱却するには、まず顧客の視点でプロセスを再設計することが不可欠だ」と主張し、具体的な組織変更のアプローチについて意見が交わされました。
「From Independent Teams to Continuous Cross-team Cooperation」を選んだグループ では、異なるチームがどのように継続的に連携し、情報共有のギャップを埋めるかがテーマになりました。「チーム間の依存関係が多いと、調整のコストが増える。スクラム・オブ・スクラムや共通のレビュー会を活用するといった工夫が必要だ」といった意見が出ました。
このように各項目に関し、途中で議論を共有したり、オーガナイザーである江端からのフィードバックを交えながら、各グループで熱のこもった議論を展開し「組織的な課題となるものは何か」、また、「その課題を軽減するのはどうすればよいか」の検討を深めました。
グループでの議論1
グループでの議論2
アウトプットの一部
アウトプットの一部
申し訳ございません。
アンケートの準備はしておりましたが、運営側も議論に没頭してしまい、アンケートの集計を失念しておりました。
次回以降はこのようなことがないよう、しっかりと改善に努めてまいります。
何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供しきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!