2025/9/19(金)開催!「アジャイル変革をどのように始めるか?」事例ワークショップを体験しよう
概要:https://techplay.jp/event/953898
運営の丸田です。
8月21日に「LeSS' Morning #9 はじめてのスクラムと大規模スクラム」と題したイベントを開催しました。本イベントは江端がオーガナイザーとして参加し、参加者の方々の探求をサポートしました。
オフサイト会場はメルカリ様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
今回は初参加の方々が多かったため、発起人の江端からLeSS morningやLeSS'Yoakeの立ち上げの経緯について説明がありました。
詳細は、このLeSS' MorningのHPやLeSS' YoakeのHPをご確認ください。
「今回のイベントで得たいことは何か?各個人で1つ決めてほしい。」
と江端から声がけがあり、各テーブルでそれぞれがイベントで得たい学びは何か?を共有し整理しました。
その後、参加者が学びたいことに対し、江端が一問一答形式で次々に回答していく形式でイベントが進行しました。
アジャイルやスクラムが世界的に広く普及した今、根底にあるスクラムガイドはなぜ再定義されたのか?について説明がありました。
「現在では、アジャイルに関する議論が多く行われていますが、スクラムで定義された用語が頻繁に使用されています。つまり、昨今ではアジャイルは、壊れたスクラム(スクラムの一部だけを取り扱っている状態)として学ばれることが多くなっている」
と言及がありました。
また、「アジャイルスクラムの価値観を正しく普及させるためには、アジャイルソフトウェア開発宣言やスクラムガイドを更新、修正する従来の考え方よりも、スクラムガイドを再定義することがより価値があるのではないか?」
という考えのもと、スクラム・LeSS実践者を中心としてスクラムを再定義するために動き始めているのだと国際動向の共有がありました。
「スクラムイベントのようなやり方や役割などの違いを見ると、この二つは別物のように感じるかもしれないが、スクラムの文化や組織論の観点から考えると、実際には違いがなくLeSSはスクラムである。」と伝えた上で、江端はさらに参加者に問いかけました。
「我々はウォーターフォールなどの考え方や手法について、どれだけ深く理解しているのでしょうか?それらの考え方はどのような学問に裏打ちされた考え方なのでしょうか?誰にとって都合のよい学問や考え方なのでしょうか?」
「(アジャイルと比較して)ウォーターフォールが悪いと言えるほど熟知したと言えるのでしょうか?」
「従来と異なる文化についての捉え方や導入の仕方」、「マネージャーがスクラムチームに介入すべきか、どのようなタイミングで介入すべきか」などについても議論が展開されました。
これまでのワークショップとは異なり、一問一答形式で行われましたが、参加できなかった方からのリクエストがあれば同じような会も設けられると思いますので、ご意見いただければと思います。
「自分の考え方は何に基づいているのか?を大切にしてほしい。基準がなければ、スクラムやLeSSが良いと言い切ることはできません。現在のやり方をただ否定するのではなく、何に基づいて考え、どのような価値観や文化が良いと感じているのか?これをしっかりと考えてほしい。」とメッセージを伝え、参加者同士が次にどのようなことを学びたいか、次の学びに繋がるネクストステップを共有し、イベントは終了しました。
議論中の風景
議論中の風景
議論中の風景
議論中の風景
各テーブルでの話題
各テーブルでの話題
各テーブルでの話題
各テーブルでの話題
オンライン側の内容
今回は参加者28名中25名の方に回答いただきました。
どのような気づきや学びが得られましたか
スクラムは文化
最新の情報に常にアップデートしないとダメですね。
LeSSのスクラムガイドが、とても重要な立ち位置にあることを認識できた
文化、やり方を切り分けて考えることの大事さ。
改めて、人と仕事をするということ、人を重視した支援を心がけようと思った
LeSSスクラムとアジャイルはやり方が異なるが、文化視点から同じという観点が新鮮でした。
最新のスクラムをどう学んでいくかについて、具体的なキーワードを得られました
スクラムを学ぶのではなく、文化や背景を学ぶ
スクラムとLeSSは根幹の文化は同じだが、人数規模が異なることでやり方が変わっているという話が非常に参考になった
スクラムは手法ではなく「文化」という捉え方のほうが正しいということがわかりました。
そのため、座学ではなく経験が大事であるということにも気づくことができ、とても有意義でした。
スクラムとLeSSは文化を醸成しているという点では違いがないことを学ぶことができた。
組織で取り入れられているやり方が何に基づいて行われているのかをまず知り、その上で改善を進めていく必要があること
文化の醸成に主眼を置くこと。誰にとってスクラムは良いのか?を考えること。良い・悪いの指標と検証を行うこと
今まで、型(やり方的な)で理解しようとしている部分が有りましたが、文化形成やどうあるのが誰にとってどう良いか等から理解していくのがよいという気づきが得られました。学び方が変わる気がしました。
アジャイルマニュフェストやスクラムガイドがあんまり変わらないなと思っていたら、トップレベルではやはりブラッシュアップされていることを知れた。
スクラムやLeSSのやり方を意識してしまっていたが、大事なのは文化だと学びました。自分自身の正しいと思うもの、現在の現場の状況は何に基づいているかを分析してみるところからやり直そうと思います。
考え方や感じ方が180度変わった気がする、文化という表現がすごく自分の中で受け入れやすかった
scrumを文化として見ていくこと。その文化と別の文化との違いを理解することは、課題解決にscrumを選ぶ上で大事なことだと感じました。
文化はすぐに浸透する訳でもなく、正解もないので、自分の現場にscrumを導入したいと考えたときにできることから初めていくということへも繋がるなと感じました。
lessの考え方
スクラムとは何か、lessとの違いについて学ぶことができました。
スクラムから学ぶべきか、LeSSから学んだ方がいいか悩んでいました。LeSSには新しい概念が多いと思っていましたが、それらはプラクティスのようなもので「共通する根本(方法論)」は同じだと知ることができました。
コミュニティイベント全体についてのフィードバック(感想・要望・改善案など)があればご記入ください
飲み物の提供まであり、非常に素晴らしい会場をありがとうございます!
今実施した一つ目のワークは事前に集めても良かったなと感じました。
週末のほうが気持ち、参加しやすい
オンラインで初参加しましたが、思ったよりも参加しやすかったです
私は初心者なので初心者向けが増えるとありがたいです
マイクが切れていたので、聞き取りづらいことがあった。
オンラインの方にマイクがつながりにくかったようなので改善してほしい
学びも多く、参加者や運営の皆さんも話し易い雰囲気で楽しかったです
回線問題は難しいでしょうがなんとか改善してほしい。
参加対象者が "スクラム・大規模スクラム(LeSS)を実践したことはないが興味がある方" とあったけど自分以外の、これに合致する対象者は理解できたのかなと思ってしまった(自分の理解力が低いだけかも?)
オンラインのマイクだけ難しいと思いますが改善いただけると嬉しいです
認定スクラムマスターのコースを思い出しました。
都合がつかなくてもオンラインで参加できるのがありがたいです。毎回気付きがあります!
LeSS morning(コミュニティ)またはLeSSの夜明け(カンファレンス)についてのご要望があればご記入ください
いつもありがとうございます!
ワークショップがあると色んな人の意見をかけて嬉しいです!
特にありません
開始がもう少しだけ遅いと助かりますが、早い方が良いって人もいるんでしょうね…。
引き続き参加していきたいと思います!!
カンファレンスが近づいてきました。とても楽しみです!
運営にも参加したいが、いまは少し忙しい…ので、定期的に募集は継続してほしい
特になし
今回初参加の方が多かったとのことで、現地に行きたかったです
今は思いつかないです
夜明け、楽しみにしてます!今回は特に有意義でした!
現状、特にありません。
オンライン側で聞く際に、音が途切れてしまうのを改善してほしいです。
今回も学びのあるワークショップでした。
ありがとうございました。
今回のワークショップは作業量が他回よりも比較的少なかったので、参加者同士でのディスカッションが他回よりも多いと感じた。それが学びになる部分も大きかった。
今回は具体的なスクラム経験があったほうがよかったのかなぁと思いました。やさしめのクラスがあると有難いです。
カンファレンスの決済が通せるまでチケットが売り切れていないか心配
ありがとうございました。
大阪でもまたオフラインでやってほしいです! その場合はお手伝いさせてもらいます!
積極的に開催していただけると嬉しいです
今はないです!
気づき(衝撃)を与えることを期待したいです
可能であれば、スクラム・LESSに関する情報や経験談等が集まるサイトとかがあればいいなって思いました。(既にあればご放念下さい!
場があることに感謝しています!オンラインとオフラインのどちらも開催してもらえるのはありがたいです。またよろしくお願いいたします。
いつもアンケートに協力いただきありがとうございます!いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
本イベントの全体的な評価は上記グラフの通り、総じて満足いただけたようで安心しました。
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供しきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!