2025/9/19(金)開催!「アジャイル変革をどのように始めるか?」事例ワークショップを体験しよう
概要:https://techplay.jp/event/954533
運営の丸田です。
9月21日に「LeSS' Morning #10 〜スクラムと大規模スクラム(LeSS)をワークショップで学べる会〜」と題したイベントを開催しました。本イベントは江端がオーガナイザーとして参加し、参加者の方々の探求をサポートしました。
オフサイト会場はタイミー様にご提供いただきました。運営を代表して感謝申し上げます。
ワークショップの説明
ワークショップは、まずルール説明から始まりました。
テーマ
「マルチチームでのマシュマロチャレンジ」
2チームそれぞれが競争相手よりも高いマシュマロタワーを作り上げる競争形式のワークショップとなりました。
完成の定義
・マシュマロがタワーの頂点に1つ、そしてもう1つがタワーのどこかに隣接していること
タイムテーブル
1スプリント: 45min
2スプリント: 45min
組織体制
参加者は、1チーム10名のスクラムチームに分かれ、さらにその中で5名ずつの単体チームに分かれて作業しました。
素材
各チームには以下の素材が支給されました
パスタ:20本
ヒモ:90cm
テープ:90cm
はさみ
マシュマロ:2個
その他注意事項
スプリントプランニングで決定したスプリントバックログ以外の行動はスプリント中に行わず、チーム間で計画に基づいたコミットメントが求められました。
スプリントレビューの様子
チームは、完成したタワーが定義通りに作られているか、タワーの設計が疎結合になっているか(チームごとに作成された部分が取り外し可能で独立して機能するか)を確認しました。
スプリントレトロスペクティブの様子
チーム全体で、チーム間の連携や、タワーの完成の定義について議論が行われました。
1回目のスプリントの様子
1回目のスプリントの様子
1回目のスプリントの様子
1回目のスプリントの様子
2スプリント目では、マシュマロが1つ追加され、完成の定義も「頂点に1つ、隣接に2つのマシュマロ」と変更されました。
スプリントプランニング、実行の様子
チームメンバー間での対話が活発に行われました。追加された条件に基づき、どのようにタワーを高く作るか、また高いタワーを作るだけでなく堅牢性を高めるにはどうすればいいのか?が議論されました。また、1スプリント目では急いで終盤に慌てて結合する様子が見られましたが、どちらのチームも結合できるか?など検証しながら進めていました。
スプリントレビュー
1チームは「屈強な土台」と「タワーの高さ」、「マシュマロのデザイン性」をアピールし、もう一方のチームは「四面体の美しさ」と「四面体設計による拡張性の高さ」を強調しました。
どちらのチームも個性があり、スプリントレビューはとても盛り上がっていました。
スプリントレトロスペクティブの様子
対話による調整や頻繁なテストによって、1スプリント目よりもスムーズに制作できたという声があがっていました。より多くの対話が生まれたことにより、タワーのデザインや構造が改善されたという意見が出ました。
2回目のスプリントの様子
2回目のスプリントの様子
2回目のスプリントの様子
2回目のスプリントの様子
最後に、江端からのメッセージがありました。
「今回のワークショップは、厳格なルールはなく多くの活動が理屈抜きだった。普段スクラムを実践する時には、頻繁に議論されているテーマは今回の活動で重要視すべきものだったでしょうか?また、今回のワークショップのように普段から協力的に活動できているのでしょうか?スクラムやLeSSを実践する上でどの部分を特に理屈で考えた方がいいのか?を考えるキッカケにしてください。」と、参加者の普段の活動への示唆を促しました。
江端からのメッセージ
今回は参加者22名中20名の方に回答いただきました。
どのような気づきや学びが得られましたか
理屈の体験とのギャップ
理論と実践でのギャップ
スクラムマスターからアプローチされる側の気持ち
時間見積もりがなくてもやること終わらせられる
スプリントプランニングの煮詰め方が、実践的に学べました
全員で同じ作業を計画だててやることの有益さ
lessでの協働の体験。その中でのコミットなど
見積もりは思っていたより重要では無い
複数チームでどのように開発を進めていくのかの端緒となる活動が経験できた。
開発者さんの気持ちが少しわかった気がします
チームを跨いだナレッジ共有、情報交換
熱狂的協働感と、あんがい、何もやれていない人がたくさんいるリアルさ。一方で、ゴールである高さが積み上がると、それはそれでいいんだな、と思いました。ほんとはよくない気もするけど。
ひとつのものをチーム全体で扱うことによる、コラボレーションを実感できた
LeSSを実施したときに生じるコミュニケーションの問題やプランニングの重要性
作るものの全体像(プロダクトバックログ?)のイメージが理解できていないと、その後のブレークダウンの段階で自律的に動くことが非常に難しくなるという、普段と逆の視点。普段は全体像を伝える側の立場であるため、そこを怠るとどれほど周りが動きづらいかを実感した。
積極的な姿勢で、定期的にコミュニケーションすることが、バックログひいては、プロダクトの価値を高めるということを、体感できた
コミュニティイベント全体についてのフィードバック(感想・要望・改善案など)があればご記入ください
来月のカンファレンスを楽しみにしています
いつもありがとうございます。
いつもありがとうございます。
またやってみたいなと思う楽しい会でした!
名札が剥がれがちなので、ホルダーなり、補強できるテープなんかがあるといいなと思いました。
単語の意味がわからないことがしばしばあった。初心者向けの場合、あまり専門用語は使用しないでほしい。あるいは、最低限抑えておくべき知識があるなら予めアナウンスしていただきたい。
タイミーさん初めて行く機会になった…色々な企業にお邪魔させていただけるのは非常にありがたいです
LeSS morning(コミュニティ)またはLeSSの夜明け(カンファレンス)についてのご要望があればご記入ください
いつもありがとうございます!
来月が楽しみです!
楽しかったです!ありがとうございました!
引き続き江端さんのオーガナイズでお願いします!
今のところは特になし
カンファレンス後も継続を楽しみにしています
特に無し
ワークショップ形式、とても勉強になりました
今回のようなワーク
ありません
頻繁にこういったアクティビティを開催してほしい。
エッセンスが感じられるのがよかった
特にありません
なにが、どんな単位がプロダクトなのか?を考えるきっかけにしたい
アジャイルコミュニティは、有識者同士の交流ばかりのイメージだったが、今回のような未経験者向けのイベントは、普段の業務でアジャイルを実践する機会がなかなか得られない身としてはとても嬉しかった
今のところは特にありません。
OSTなどやっても面白いかも!と思いました!
特に無し
当日の運営でお手伝いできることあれば、1日くらいであれば調整可能です。ご相談させてください
いつもアンケートに協力いただきありがとうございます!いただいたフィードバックは今後の参考にさせていただきます。
本イベントの全体的な評価は上記グラフの通り、総じて満足いただけたようで安心しました。
今後もあらゆる参加者にとって学びになる場を提供しきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!