古代王朝の作った日本の歴史,『日本書紀』。
神々による国土の創世から始まり,全30巻にわたって日本という国家の成立を描きます。奈良時代の養老四年(720年)に完成した後、聖武天皇や嵯峨天皇、陽成天皇、村上天皇などに対して講釈が行われ、古代から“日本の歴史”として読み継がれた日本書紀を現在読む人はそう多くはありません。
そこには過去の「不幸な歴史」があったかもしれませんが,江戸時代までの市民の常識としての歴史がそこに書かれていました。古代の人たちが描いた日本の歴史,一千年にわたって読み継がれた日本の歴史をたどってみましょう。
東海大学教授 志水 義夫
0753030401 日本書紀講釈 巻13~続・倭の五王の時代 令和6年冬開講講座
0753030402 日本書紀講釈 巻13~続々・倭の五王の時代 令和7年春開講講座