『奥の細道』は、現代でも人気の高い芭蕉の紀行文です。
元禄2年(1689)に深川を出発し、日光・奥州・出羽・北陸路を行き、岐阜の大垣で結ばれた芭蕉の5ヶ月の旅は、その数年後に、幾度も推敲が重ねられて『奥の細道』という作品になりました。
歌枕(昔の和歌で詠まれた名所)や旧跡を巡り、西行や義経ら歴史上の人物たちと魂を通わせながら辿る芭蕉の旅路は、時空を超えた旅ともいえるでしょう。
じつはこの作品には、全編を通して読んでゆくことによって初めて見えてくる面白さもあるのです。最新の研究成果をふまえながら、芭蕉の旅を一緒に味わってみませんか。
本学非常勤講師 永田 英理
0753030601 芭蕉の『奥の細道』を通して読んでみよう その8 松島他 令和6年冬開講講座
0753030602 芭蕉の『奥の細道』を通して読んでみよう その9 平泉他 令和7年春開講講座