三島由紀夫は今もなお人気な小説家であり、多くの小説が読まれ続けています。
『豊饒の海』は彼の遺作ともなる重要な小説でありますが、その小説にとどまらず彼の作品には多くの古典要素が含まれています。
この講座では『豊饒の海』の第一巻「春の雪」をとりあげることとします。
「春の雪」を読むことをとおして見えてくる、三島作品における古典の世界を紹介していきます。
三島作品に摂取されている、『源氏物語』をはじめとしたさまざまな古典作品を鑑賞していきたいと思います。
学習院高等科教諭、学習院大学非常勤講師、博士(日本語日本文学・学習院大学)
伊藤 禎子
三島由紀夫シリーズ
0752030301 三島由紀夫『豊饒の海』「春の雪」と古典 令和6年夏開講講座
0752030302 三島由紀夫の小説と『源氏物語』 令和6年秋開講講座