よくある質問(FAQ)
日吉の1年向け専攻別ガイダンスでよく聞かれる質問をまとめました。
日吉の1年向け専攻別ガイダンスでよく聞かれる質問をまとめました。
Q:専任教員の専門外の分野に関心があります。
A:専任教員の専門以外の分野であっても、倫理学の範囲内で議論されていることであれば、卒業論文のテーマとして選択することはできます。
Q:日本の思想あるいは東洋の思想に興味があるのですが、倫理学専攻で勉強できますか。
A:倫理学専攻は東洋倫理思想、日本倫理思想、仏教学概論を設置していますが、卒業のためには西洋の思想の授業を数多く履修することが必要になります。国文学専攻、中国文学専攻、東洋史学専攻もあわせて検討されることを勧めます。
Q:入学時にどの語種を選択したらよいでしょうか。
A:進級条件科目である「哲学倫理学原典講読」(2年次)は、ドイツ語とフランス語しかありません。倫理学専攻への進級を少しでも考えている人は、ドイツ語かフランス語のどちらかをとってください。
Q:1年時にドイツ語・フランス語を履修していません。原典講読の授業についていけるか不安です。
A:自分で初級文法を学ぶことが求められます。原典講読の授業は、初級文法が出来ていることが前提で進められますので、自習してできるだけ早く追いつくことが必要になります。他の学生よりも語学の勉強に多くの時間を取られることになりますので、そのつもりで臨んでください。
Q:ドイツ語とフランス語以外の語種を必修語学として履修しています。2年次に必修語学をドイツ語あるいはフランス語に変更することは可能でしょうか。
A:原則として変更はできません。1年次に学んだ第二外国語に加え、ドイツ語かフランス語を第三外国語として学ぶ必要があります。
Q:ゼミへの参加にあたり、選考はありますか?
A:あります。希望するゼミに必ず参加できるとはかぎりません。第2、第3志望に回ってもらうことがありますので、ご承知おきください。
Q:倫理学専攻と哲学専攻で迷っています。
A:専任教員の専門分野を確認して、ご自分の関心がどちらに近いかで決定してください。古代哲学や論理学、現代の英米系・分析系と呼ばれる分野については哲学専攻の方が充実しています。倫理学は近代ドイツ・近現代フランス・近代イギリス思想の専門家がいます。現時点でどちらかをはっきり決められない場合でも、哲学と倫理学専攻の交流はさかんですので、大きなデメリットにはならないはずです。
Q:社会学専攻、教育学専攻、心理学専攻、人間科学専攻と迷っています。
A:倫理学は、社会学や心理学、教育学と隣接していてテーマとして重なる部分はありますが、手法は異なります。例えば、議論の根拠として実験や統計データを使うことは倫理学専攻ではほぼありません。テクストを基礎に客観的な議論をするテクスト・クリティークという技法を用いるのが一般的です。現代的な問題を扱うにしても、古代から現代へ至る思想の歴史を見通した上で議論することが求められます。そのため、思想に興味がない人、抽象的思考が苦手な人、自主的に本を読む習慣がない人は向いていないと思います。これらの専攻と安易に併願しないようにしてください。
Q:留学を考えています。留学期間を含めて3年間で卒業できますか?
A:3年秋学期から4年春学期にかけての留学であれば、「倫理学研究会I」を3年春学期に2コマ、「倫理学研究会IV」を4年秋学期に2コマ取得することで「研究会II、III」とそれぞれ読み替え、留学をしても3年間で卒業することができます。それ以外のケース、例えば、2年秋学期から3年春学期にかけての留学は「哲学・倫理学原典購読II」や必修語学等の進級に必要な単位を留学先の授業の読み替えによって取得できなければ、留年になります。留学先でちょうどよく読み替え可能な授業を取れない場合が多いので、実質的にはかなり厳しいと思っていただいた方がよいと思います。いずれの場合にも留学を希望する場合には早い段階から専攻担任に相談ください。