エマニュエル・レヴィナスの思想について、道徳性と人間的な生のあいだにありうる連関という観点から考察しています。
とくに20世紀において、人間の単独性・唯一性をめぐる実存的な問題が、宗教思想に源泉を持つトピックと結びついて論じられる仕方に関心があります。
『入門・倫理学の歴史――24人の思想家――』(共著、梓出版社、2016)
『レヴィナス読本』(共著、法政大学出版局、2022)
『あらわれを哲学する : 存在から政治まで』(共著、晃洋書房、2023)
「魂の身体性――レヴィナスにおける感受性の構造について――」(『フランス哲学・思想研究』日仏哲学会 (22) 、2017)
「レヴィナスにおける他者のユマニスムのかたち」(『エティカ』慶應倫理学研究会 (10) 、2017)
「レヴィナスとリクールの思想から責任と罪責性の連関を考える」(『エティカ』慶應倫理学研究会(14)、2021)
「レヴィナスにおける連帯の問題:ヤスパースとアーレントの戦争責任論に照らして」(『エティカ』慶應倫理学研究会(17)、2024)